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2014年アジア大会の仁川招致、今年4月に可否決まる

2014年アジア大会の仁川招致、今年4月に可否決まる

Posted January. 03, 2007 03:00,   

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2014年アジア大会の招致に乗り出している仁川(インチョン)市にとっては、これからの100日余りが非常に重要な期間だ。

4月16、17日、クウェートで開かれるアジア・オリンッピック評議会(OCA)総会で45カ国の会員国の表決で、開催地が最終決定されるからだ。仁川が開催地と決まれば、86年(ソウル)と02年(釜山)に続いて国内3回目のアジア大会が開かれることになる。

仁川市は05年6月、政府の承認を得て、OCAに招致の申込書を提出して、本格的な招致活動に入った。

これまでOCA総会や執行委員会、国際大会、様々なスポーツフォーラムに20回余りに渡って代表団を送り、各国の国家オリンピック委員会委員長や事務総長、アジアスポーツ界の人物たちとあまねく接触を持ってきた。先月、ドーハで開かれたアジア大会には大規模な招致団を派遣した。

仁川市がアジア大会を招致しようとしている最も大きな理由は膨大な経済的効果のためだ。対外経済政策研究院に依頼した結果、アジア大会の開催に伴う経済的利益は、△生産誘発=13兆ウォン(仁川10兆6000億ウォン)、△付加価値誘発=5兆6000億ウォン(仁川4兆5000億ウォン)、△雇用誘発=27万人(仁川20万人)に上ると分析された。

これとともに、国会で特別支援法が制定され、道路、交通、通信などのインフラ設備が新たに構築されるので、「北東アジアのハブ都市」を目指している仁川としては、全ての行政をアジア大会の招致に「オール・イン(全てを掛ける)」している。

●施設—マーケティングなど、全ての面でリード…楽観している雰囲気

メイン・スタジアムとして使うことになる南区(ナムグ)の文鶴(ムンハク)競技場のキャンプ場の跡地1万8000坪余りに、地下1階、地上3階建ての屋内プールを建設するなど、08年までに21のスポーツ施設を建設することにした。

仁川と招致競争を繰り広げているのはインドのデリー市だ。デリーではすでに51年と82年の2回にわたって大会を開いたことがある。

仁川はOCAの45の会員国のうち、30票以上を獲得できると楽観的に予想している。仁川はインフラ施設や環境、スタジアム、マーケティング能力、情報技術分野などで、デリーをリードしており、会員国から大きな呼応を得ている。02年韓日W杯の予選リーグと05年アジア陸上競技など、国際競技を開いた経験も備えている。

●「選手団の航空—宿泊料提供」、デリーのばら撒き攻勢は負担

インド政府の絶対的な支援を受けているデリーは、参加選手団の航空料や宿泊費を全て提供するとの破格的な金銭攻勢に乗り出した。OCA会員国を相手に、招致戦に積極的に乗り出した場合、仁川が優勢とはいいづらい状況にもなりかねない。

江原道平昌郡(カンウォンド・ピョンチャングン)が14年の冬季五輪の招致に乗り出したのも仁川には負担となっている。07年7月、グアテマラで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で開催地が決まるが、韓国が冬季五輪やアジア大会を一緒に開催することに反対する会員国が出る可能性もあるからだ。

これと関連してOCAは、冬季五輪とアジア大会は性格が違う国際大会なので、何の影響もないと明らかにした。

シン・ヨンソク仁川アジア大会招致委員長は、「今すぐ投票しても勝つ自信があるほど、会員国の反応はいい」と説明し、「1月、中国の長春で開かれる冬季アジア大会で、最後に票集めに乗り出して勝利の勢いを固める計画だ」と述べた。



kchwang@donga.com