「06年クライスラーチャンピオンシップ優勝者、KJチョイ」
場内アナウンサーから紹介された「タンク」崔京周(チェ・キョンジュ、ナイキゴルフ・写真)が1番ホールで力強く3番ウッドを振り回した。虚空を飛んだボールは左側フェアウェーに軽く落ちた。崔京周が07米プロゴルフ(PGA)ツアーを始めるシーズン初ティーショットをした瞬間だった。
5日、米ハワイ・カパルアのプランテーションGC(パー73)で開かれたPGAシーズン開幕戦であるメルセデスベンツ・チャンピオンシップ第1ラウンド。初組で出場した崔京周は、旗ざおが曲がるほどの激しい貿易風の中でも、正確なショット感覚を武器に6バーディーと2ボギーで4アンダー69打を打ち、ビジェイ・シン(フィジー)、スチーブン・エイムス(米国)など4人と共同トップに出た。
崔京周は強風が吹いているにもかかわらず67%(共同2位)の高いフェアウェー安着率に、アイアンショットのグリーン的中率も89%(共同4位)に達した。パッティング数は31個(共同10位)。
3番ホールでボギーをおかした崔京周は5番ホールでバーディーに続き、7〜9番ホールでは3連続バーディーで勢いをあげた。後半に入ってから、10番ホールで1打を失ったが、12番ホールでバーディーで先頭を守った後、18番ホールでチップショットをピン1mに付け、軽くバーディーを追加し、気持ち良くラウンドを終えた。
向かい風が吹く場合、153ヤードを5番アイアンで攻略しなければならないほどの強風に、出場選手34人の中12人がアンダーを打つのにとどまった。
史上初めて大会4連覇を狙うスチュアート・アップルビー(オーストラリア)は共同13位(イーブンパー73打)。
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