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李瑾榮前金監委員長、「金庫ロビー」関与の形跡

李瑾榮前金監委員長、「金庫ロビー」関与の形跡

Posted January. 08, 2007 03:12,   

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サムジュ産業(旧グレースデパート)会長の金興柱(キム・フンジュ)容疑者(58・逮捕)のロビー疑惑を捜査しているソウル西部地検刑事4部(崔錫斗部長)は、李瑾榮(イ・グンヨン)前金融監督委員長(70)が金容疑者に頼まれて、部下の職員にゴールド相互信用金庫買収を手伝わせた状況証拠をつかんで捜査を進めていることが7日までに分かった。

検察はまた、当時、金容疑者にゴールド相互信金のユ前代表を紹介し、2回にわたって2億3000万ウォンを受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法上賄賂授受)で6日に逮捕状を請求した金重会(キム・ジュンフェ)金融監督院副院長(58)の事務室とソウル松坡区(ソンパグ)自宅に対して7日に押収捜索を実施した。

01年3月当時、金融監督院(金監院)の非銀行検事1局長だった金副院長は、検察の調べに対して、「当時、最上級者である李瑾榮委員長の電話を受けて、不良金庫問題解決のために金会長に会っただけで、決してお金を受け取ったことはない」と供述した。

李前委員長は本紙の電話取材に対して、「友人の甥である金会長が金監委員長事務室に訪ねて来て、金庫を買収したいと言ったので、担当局長を紹介してあげた。当時は不良金庫が多く、誰かが買収を希望すれば、紹介して繋いであげるのは良いことと思われている時だった」と話した。

そのうえで、「(それが)当時は公的資金投入を防止し、苦情発生を最小化する良いことだと思った」とし、「その過程で金品を受けたことはない」と疑惑を一蹴した。

金副院長らに対する逮捕状が発行されるかどうかは、8日に行われる裁判所の令状実質審査で決まるだ。

検察は、金容疑者が金大中(キム・デジュン)政権時代、政官界の有力者らと「愛を実践する兄弟の会」をつくり、会員たちとの付き合いを自身の事業に活用した情況をつかみ、経緯を調べている。同会には、与野党の関係者と国税庁、監査院、首相室、金監院、検察の幹部らが参加したとされる。



turtle@donga.com