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現代車の前労組委員長、スト解消で会社側から2億授受

現代車の前労組委員長、スト解消で会社側から2億授受

Posted January. 17, 2007 06:42,   

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蔚山(ウルサン)地検特捜部(権五成部長)は16日、賃金と団体交渉の過程で会社から2億ウォンを受け取った疑い(背任収賄)で、現代(ヒョンデ)自動車労組の李ホング前委員長(47)に対して逮捕状を請求した。検察はまた、起亜(キア)自動車の労組幹部1人が会社側から数千万ウォンを受け取った疑いを確保し、捜査を進めていることが確認された。

最高検察庁・中央捜査部は昨年4月、現代・起亜自動車グループの裏資金1300億ウォン余りの使途を追う過程で、現代自動車と起亜自動車の労組幹部が金品を受け取った手がかりを確保した後、最近これを一線の検察庁に送り、捜査が行われた。

李氏は容疑を全面否定しており、李氏に対する令状実質審査は17日午前に蔚山地方裁判所で行われる。

検察によれば、李氏は労組委員長を務めていた2003年7月末頃、慶尚南道梁山市(キョンサンナムド・ヤンサンシ)のある寺院で、金東晋(キム・ドンジン)現代自動車副会長(当時社長)に会って「ストを早期に解決してほしい」という依頼とともに現金で2億ウォンを受け取った疑いがかけられている。

カネを渡した金副会長は背任贈賄の疑いが認められるが、時効(3年)が昨年7月で完成しており、刑事処罰が不可能だ。

当時、労組は賃金・団体交渉に失敗し、6月25日からストに入ったが、李氏がカネを受け取った1週間後の8月5日にストを終わらせた。朴ユギ現労組委員長は当時労組事務局長だった。

また、蔚山地方裁判所・刑事3単独の金ジンヨン判事は、仕事始め式の暴力事件などで逮捕状が請求された朴委員長とアン・ヒョンホ首席副委員長が令状実質審査に出席しない可能性が高いとみて、16日に拘引令状を交付した。裁判所は金副委員長など労組幹部2人に対しても逮捕令状を交付した。

一方、現代自動車労使は同日午後、実務協議をするなど意見の差を縮めていて、早期妥結の可能性も高いものとみられる。

労使は同日午前10時、年末の成果給を巡る労使対立が初めって以来初めて会って交渉を行ったが、17日に再度会って詰めの折衝を図ることにした。

労組は会社側との交渉の進行具合とは関係なく、予定通り17日に昼・夜間組が6時間ずつの部分ストを続けることにした。



toto@donga.com woogija@donga.com