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[オピニオン]ポリフェッサー(Poli−fessor)

[オピニオン]ポリフェッサー(Poli−fessor)

Posted January. 23, 2007 07:05,   

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「天下に道があれば参加し、道がなければ隠居しなければならない」。論語に出るこの言葉は知識人の政治参加の原則としてよく引用されてきた。朝鮮(チョソン)時代には官職と学問が別個ではないという観念が支配した。学者が官職に出ることは当然視されており、学問が高いほど官職も高かった。このような伝統のためか、我が国では知識人の政治参加意識が非常に高い。12月の大統領選挙を控えて各有力候補陣営には、いわゆる「ポリフェッサー」らが集まっていると言う。

◆政治(Politics)と教授(Professor)を合わせたポリフェッサーとは、政治に参加したか参加するために政界にコネを作る教授らを意味する造語だ。歴代政権は、専門知識を活用し、政権の正統性を補うために教授らを総理、長官などに起用するか、国会に送った。ポリフェッサーになる動因は、学問的信念と識見を実現するため、権力が好きなため、教授世界の無力感のためなど多様だろう。2002年の大統領選挙の際は政治家と「同業」するポリフェッサーが多く登場した。

◆全相仁(チョン・サンイン)ソウル大学教授は知識人の政治参加の類型を選挙キャンプ参加型、シンクタンク参加型、NGO参加型、認識共同体参加型に分類する。キャンプ参加型は大統領選挙の戦略を作りながら候補と同業する場合も多い。去る大統領選挙の時に盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補キャンプに参加したポリフェッサーは特に投機性が強かったと見られる。何も得られない可能性も大きかったが、結果的には大当りの喜びも大きかった。盧キャンプの非主流・無名の教授らはその後、要職を占め、やはり非主流らしい政策冒険に勇ましかったし、その弊害が国民を苦しめた。

◆米国は大学とシンクタンクの知識人らが政官界に進出し戻ることを当然のように考え勧める国だ。前・現職の国務長官であるヘンリー・キッシンジャー、ジョージ・シュルツ、コンドリーザ・ライスとロバート・ライシュ元労働長官、ローレンス・ヘンリー・サマーズ元財務長官などが代表的な学者出身だ。しかし、米国では本業である研究と講義を疎かにし「政治投機」をする教授はほとんど見られない。韓国と違う点だ。

権順澤(クォン・スンテク)論説委員 maypole@donga.com