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「工場は労組の遊び場じゃない、時代遅れの労使慣行は改善すべき」

「工場は労組の遊び場じゃない、時代遅れの労使慣行は改善すべき」

Posted January. 24, 2007 06:20,   

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「その間、労組のストに対し共感する方でしたが、今回の現代(ヒョンデ)自動車のストをみて、何となくこれではいけないような気がしました。今日の講義内容を持って学生たちと韓国の危機について討論してみるつもりです」

23日午後、忠清南道牙山市(チュンチョンナムド・アサンシ)の温陽(オンヤン)観光ホテル3階の大会議室。会議室は、全国各地から参加した中高校教師160人あまりの「学習熱気」に満ちていた。同日の行事は、大韓商工会議所と全国経済人連合会など経済5団体の主催で開かれた「教師のための経済と文化体験」のセミナー。

講演内容を几帳面にメモする教師たちからは、「韓国経済の現実に対し、まともに知りたい」と言う熱意があふれた。

●「漠然とした反企業情緒」に懸念

教師たちは最近、生徒たちの間に広がっている「反企業情緒」や「韓米自由貿易協定(FTA)に対する漠然とした反対」などを心配する姿があきらかだった。

天安(チョンアン)女子高の金ホンレ教師(52・社会科)は、「生徒たちはテレビニュースでFTAに反対する場面を見て、漠然とFTAに反感を持っている。生徒たちはバランスの取れた思考をするようにしなければならないのに、最近は教科過程も政治も、成長よりは分配を重視する傾向が目立つ」と話した。

教師生活4年目の光州(クァンジュ)電算高の金ジソン教師(27・女・一般社会科)は、「ゴルフ場建設関連規制が大幅に減った件数は400件だと知ってびっくりした。企業はスピードを要求するのに、社会制度はまだ企業の変化を支えられないでいるようだ」と残念がった。

●「生産現場は労組の遊び場になってはいけない」

同日、初講演に出た孫京植(ソン・ギョンシク)大韓商工会議所会長は、「世界各国は労動の柔軟性を高めているのに、韓国は反対の方へ行っている。労動市場の硬直性と過激な労組運動など、時代遅れの労使慣行は一日も早く改善しなければならない」と述べた。

孫会長は、「生産現場が労組の遊び場になってはいけない」と言い、「無分別な労動争議に対しては政府が市民たちの意思を尊重し、労動関連法を厳しく適用しなければならない」と主張した。

続いて講演をした孔柄鋹(コン・ビョンホ)経営研究所の孔柄鋹所長は、「韓国は平等志向的な政策でなく、成長志向的な政策を取らなければならない」と強調し、「成長を志向する国では自立心が増え、社会の富の総量が増える」と説明した。



changkim@donga.com sanhkim@donga.com