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優勝織り成す針と糸…プロバスケのコーチカップル

優勝織り成す針と糸…プロバスケのコーチカップル

Posted January. 26, 2007 06:27,   

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25日、水原(スウォン)にあるプロバスケットボールチーム・モビスの宿所には寂寞感が流れていた。オールスター戦の休息期をむかえ、選手たちが皆外出をしていたからだ。しかし、体育館2階のジムからは、荒い息づかいが聞こえてきた。ユ・ジェハク監督(44)とイム・グンベコーチ(40)が、トレッドミルで運動をしていたからだ。

この二人の首脳はそれぞれ、二人の子女と夫人を米国に行かせているという共通点がある。休暇を得て久々に一緒に汗を流した後、宿所近くのヤンピョンの食堂で食事もともにした。

「部屋だけ別に使って、いつも一緒に暮らしているかのようです」

ユ監督とイム・コーチは、韓国プロバスケットボール界では最長寿のコーチング・スタッフ「カップル」だ。1999年、大宇(テウ)証券で同じ釜の飯を食べ始め、新世紀(シンセゲ)−SK(ビックス)−電子ランドを経て以来、もう8年目も「同じ船」に乗っている。

その間、二人はあらゆることを経験した。チームは頻繁に売却の渦に巻き込まれ、最下位の恥をかいたこともある。その時ごとにお互いを信じ合って同じ道を歩いた。その甲斐あって前シーズンでは初の正規リーグ優勝を味わったのに続き、今シーズンも、現在単独先頭を疾走している。コーチング・スタッフのしっかりした呼吸が功を奏しているからだ。特に、イム・グンベ・コーチの役目が目立っている。ユ監督とは現役時代、たった一回も同じチームにいたことがなかったが、イム・コーチは特有の親和力で、監督と選手をつなぐ架け橋の役目をしている。

出場時間が減って士気が落ちたり、負傷のため意気消沈している選手たちに出来るだけ多く会い、励ました。そのお陰でウ・ジウォン選手や金ドンウ選手などは再起に成功した。選手たちはイム・コーチを長兄のように慕い、大変なことがあればいつでも打ち明けてきた。

ユ監督とは食性も似ていて辛くて塩辛い食べ物を楽しむというイム・コーチは、「立派な監督が全体的に大きな絵を描き、私は選手管理と細密な部分を満たしていく」と話した。

ユ監督とは、少数のスターに依存するよりは、チームワークと組織力を強調するスタイルを重視する部分が似ている、というのがイム・コーチの話だ。

シューターの産室だったクァンシン商高を経て、慶煕(キョンヒ)大とアマチュア現代(ヒョンデ)でプレーしてきたイム・コーチは、188cmの左利きフォワードとして名を揚げた。イム・コーチの体重は現在、115kgに達する。ニックネームも名前と発音が似ている「クンベ(大きなお腹という意味)」だ。

体が大きいだけに心も広いイム・コーチは、昨シーズンは叶えられなかった統合チャンピオンに向けて、ユ監督と共に、力強く「船」を漕いでいる。



kjs0123@donga.com