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「盧大統領は大統領制への懐疑だけを育てた」

「盧大統領は大統領制への懐疑だけを育てた」

Posted February. 24, 2007 07:15,   

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2003年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領就任当時、大統領就任辞準備委員長を務めた池明観(チ・ミョングァン、83)翰林(ハンリム)大学教授は、23日、「盧大統領が大統領制への絶望感を与えた」とし、盧大統領を強く批判した。米国に滞在している池教授は、盧大統領就任4周年を迎え、東亜(トンア)日報の国際電話でのインタビューに応じて「盧大統領が統治行為でうまくやったことはない」としつつ、「国民が大統領制への懐疑を抱くようになったことが盧大統領の最大の貢献だ」と逆説的に批判した。

池教授は、「国民は奉仕する『すてきな大統領』を期待して民主勢力に投票したが、(盧大統領は)それを完全に裏切った。(盧大統領が)国民が望む人を任命せず、自分側の人を入れようとした。大統領の権限も十分に行使できなかった」と述べた。

そして、「盧大統領が偉大な大統領になって、国民に最初に奉仕し、国民と対話しながら本当の意味で脱権威をしたなら、どんなに良かったことか。しかし、盧大統領はそうせず、国民に捨てられた」と主張した。

盧大統領の国政運営について池教授は、「北朝鮮政策も国内政治も人事任命も自分勝手で、それを辛うじて国民世論と野党が牽制する状況だ」としたうえで、「国民は『大統領が明日また何をしでかすか分からない』と心配している」と指摘した。

また池教授は、「大統領は国民から尊敬されなければならないが、国民が軽蔑する人になってしまった。その点で盧大統領は大統領制を破壊した」と述べた。

1970、80年代、匿名で日本の進歩月刊誌『世界』に寄稿し、独裁政権下の韓国の実情を世界に知らしめた池教授は、03年に韓国放送公社(KBS)理事長の任期を終え、「大統領府がKBS社長人選に介入した」と主張して波紋を投げかけたことがある。



tesomiom@donga.com