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検事、被疑者にぞんざいな言葉はNG

Posted March. 01, 2007 08:00,   

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最高検察庁の特別監察班(班長・金泰賢監察部長)は、ソウル東部地検の違法マルチ販売会社、JUグループ事件の被疑者への虚偽陳述の強要疑惑について、人権保護の捜査準則を破り不適切な言動で検事の品位を傷つけたという理由を挙げ、担当検事のペク検事を重懲戒することを決めた。

また、ペク検事の直属の上官だったソウル東部地検の金部長も、指揮監督の手抜きと職務怠慢などの理由で懲戒されることとなった。

▲「無理な調査は認められるが、虚偽陳述の要求ではない」〓特別監察班は同日のブリーフで、「無理な調査と不適切な言動があったとは判断されるが、虚偽陳述を要求したのではないことが確認された」と発表した。

当初、JUグループ元幹部の金氏が録音した会話内容の中で最も論争になったのは、ペク検事が金氏に「嘘をつきなさい」と言った部分だった。特別監察班は「問題の発言後に『そのほうが実態に合っている』と言うなど、前後の脈絡を考慮すると、虚偽事実をねつ造しろというのではなく、真実を明らかにしてほしいと要請したものと解釈される」と説明した。

しかし、ペク検事が金氏に他の事件を捜査するかのように振る舞いつつ、自白するよう強圧捜査を行ったという疑惑について、特別監察班は「無理な捜査」があったことを認めた。

特別監察班は、ペク検事や同僚検事らが金氏と有罪取引(plea bargaining)をしたという疑惑については、事実とは異なるという結論に至った。

▲検察の対策「ぞんざいな言葉や過度の繰り返し質問は禁止」〓検察は以後、捜査の過程でぞんざいな言葉を禁止する一方、容疑を否認する被疑者や参考人に対し、過度に繰り返し質問するのも禁止することを決めた。最高検察庁は、このような内容を骨子とする検察捜査慣行の改善方案を発表した。

また、尋問の過程で被疑者に陳述拒否権があることを必ず知らせ、被疑者が陳述を拒否すれば直ちに尋問を中断して陳述意思を確認するよう、一線の検察庁に指示した。

中長期的には、各界の識者が参加する「検察捜査審議委員会」を構成し、捜査着手、逮捕・家宅捜査、拘束、起訴など重要事件の捜査過程で、一般国民の意見を反映する案を検討するを決めた。



woogija@donga.com