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私たちはインターン同期生! IT世代の新人脈地図

私たちはインターン同期生! IT世代の新人脈地図

Posted March. 03, 2007 03:24,   

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SKテレコム・マーケティング戦略室に勤務するヤン・ドンチョル氏(29)は、携帯電話の番号を10のグループに分けて保存している。このうちなんと6つのグループが大学時代にインターン活動で出会った人たちだ。経営学科を卒業した彼は、大学時代に「新世紀(シンセゲ)通信iモニター」(01年)、「SKテレコム・ボイザー」(04年)、「現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車インターン」(03年)などで活動した。

ヤン氏がインターン活動に夢中になったのは、仕事の経験をつみ、人間関係も広めたいと思ったからだ。しかし彼は、「今の私にとってインターン人脈はそれ以上だ」と話す。

05年、SKテレコムに入社するときから、インターン人脈を活かしたからだ。ヤン氏が入社願書を出す前に訪ねていったSKテレコムのある先輩は、ヤン氏の学校や故郷の先輩ではなく、新世紀通信のiモニターとして活動したとき知り合ったインターンの先輩だった。

その先輩は「情報技術(IT)産業の新しいトレンドを把握してから面接に入りなさい。SKテレコムは模範生より創意的な人材を求める」などの助言をしてくれた。ヤン氏は先輩の助言に従って、自己紹介書をまとめて提出し、他人より簡単に「針の穴」を通ることができた。

20代の間でインターン人脈が脚光を浴びている。

2000年代初頭からインターンシップを活かして職員を採用している企業が増え、大多数の大学生は同制度に参加したことで、インターン人脈が自ずと20代人脈のハブのとしての役割をしている。

かつて、同じ学校や地域の出身に代表された人脈の質的な変化が始まった。実用性を強調し、自己開発への欲求の強い20代の性向が反省され、インターン人脈が急浮上している。

●競争者ではなく協力—水平的なネットワーク

去年5月、ヤン氏に緊急課題が与えられた。知識経営がうまく行われている企業の現状をリスト・アップして、企業ごとの特徴を分析するようにといわれた。入社2年目には手に余るテーマだったが、ヤン氏は携帯電話で何回か電話をすることから仕事を始めた。

まず、現代精油・戦略企画チームに勤務する同期に協力を求めた。同期は潔く自社と関連した資料を送ってくれたし、ヤン氏はこのような同期たちの協力で2日間で報告書をまとめることができた。去年1月、モバイル通信と連携した金融商品を開発するとの方針が決まったときも、ヤン氏は、金融圏に就職した同期の協力を受けて、市場状況を簡単に把握することができた。

またヤン氏は、たびたび広告界に勤務する同期を通じて、自社広告の反応を確認している。

ヤン氏がこのように協力をもらっている同期たちはほかならぬSKテレコム・ボイザーとして一緒に活動したインターンの同期たちだ。ボイザー同期20人のうち、ヤン氏を含めて3人はモバイル通信会社に就職し、他の同期は大企業や広告会社、金融圏など、さまざまな分野に進出している。

ヤン氏は、「インターン人脈は大学生のとき、純粋に築いた絆をもとに、実質的な必要が加わった関係なので、どのような人脈より強固だ」と語った。

●押したり引いたりー垂直的なネットワーク

インターン・ネットワークは同期同士の人脈にとどまらない。相互の進出分野や関心事によって、先輩や後輩のインターンがまた違うネットワークを作るなど、「派生組織」が自ずと形成されるという特徴がある。

新韓(シンハン)銀行の大学生広報大使1期出身で、同銀行の九里(クリ)中央地点に勤務するハン・ソクファン氏(28)は、広報大使1〜4期のうち、金融圏に就職した20人あまりと、毎月1回の割合で別途の集まりを持っている。

ハン氏は、「同じ分野で活動するので、お互いにやり取りできる情報も多い上、今後、ある程度の地位に上がると、お互い、押したり引っ張ってくれることもできると思うので、メンバーたちは集まりにほとんど欠席しない」と述べた。彼はまた、「今後10、20年後、新韓銀行の広報大使出身の社員が引き続き増えると、自ずと会社内に新しい人的ネットワークとして確立されるだろう」と付け加えた。

成均館(ソンギュングァン)大学の車東颼(チャ・ドンオク)経営学部教授は、「インターン人脈は本人が主体的に作り上げていくという点で、同じ学校や地域出身のような受身的な人脈とは区別される」としながら、「競争力を育てることが重要になった最近、『検証された人脈』ともいえるインターン・ネットワークはさらに重要になるだろう」と述べた。



alwaysj@donga.com gaea@donga.com