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[オピニオン]駐平壌中国大使館ホームページ

[オピニオン]駐平壌中国大使館ホームページ

Posted March. 06, 2007 07:15,   

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平壌(ピョンヤン)市内の牡丹峰(モランボン)区域、キンマウルドンにある北朝鮮駐在中国大使館。平壌駐在の外国大使館の中で、ロシア大使館に続き2番目に大きな公館だ。1950年代に数回修理したものの、依然として古色蒼然としたこの建物が4日、突然騒々しくなった。金正日(キム・ジョンイル)総書記が、金基南(キム・ギナム)労働党書記、姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官、李ヨンチョル労働党第1副部長、玄哲海(ヒョン・チョルヘ)人民軍大将、金ヨンイル外務次官ら側近を連れて訪問したためだ。

◆表向きには小正月(陰暦1月15日)を迎え、両国の変わらぬ友誼を固めるための訪問だったという。しかしより驚くべきことは、中国大使館が昨日、ホームページ(http://kp.china-embassy.org.chn/)で、金総書記の大使館訪問のもようを突然公開したことだ。団体写真の撮影や宴会シーンなど合わせて5カットの写真が掲載された。その迅速さも異例のことだが、北朝鮮当局の事前の了解を得ずには不可能だという点で大きな変化だ。

◆確かに、昨年9月に「米国通」の劉曉明(51)大使が赴任し、大使館のムードが変わりはした。大連外国語大学英語科を卒業し、駐米大使館に長く勤務した彼は、中国外交部内の「国際派新世代」だ。韓国戦争を記憶するこれまでの「北朝鮮通大使」たちとは違い、彼は平壌の情報を積極的に知らせると公言するなど、開放的な姿勢を示してきた。このため、今回の金総書記の大使館訪問の公開も、その一環であると考えられる。

◆金総書記の余裕と自信を示すための「中朝合作演出」という観測もある。北朝鮮は、「2・13北京合意」を「金正日将軍の勝利」と宣伝している。それも無理もないと思えることに、今ニューヨークでは米朝国交正常化のための作業部会が開かれている。米国との国交正常化は北朝鮮の宿願だ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府も「南北首脳会談用」いう非難を受けながら、コメと肥料の支援を約束した。統一研究院の報告書は一昨日、「8・15南北首脳会談」が実現する可能性まで予想している。金正日式「大胆政治」が通用しているのだろうか。

金昌赫(キム・チャンヒョク)論説委員 chang@donga.com