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ベーリング海峡の遠征団が横断の第1歩を踏み出す

ベーリング海峡の遠征団が横断の第1歩を踏み出す

Posted March. 06, 2007 07:15,   

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「準備も大変だったし、許可をもらうのも大変だった、またスタートも大変だっただけに、大韓民国の男としてのプライドをかけて、必ず成功します!」

世界的な山岳人であり探検家でもある朴英碩(パク・ヨンソク、44、ゴールドウィン・コリア理事、東国大学山岳部のOB)隊長率いるベーリング海峡横断遠征隊(後援=東亜日報、(㈱LG、ノースフェース)が5日の昼12時35分(韓国時間では5日午前9時35分)、ユーラシア大陸東端のロシア・チュコット自治区のウイェレン(北緯66度10分、西経169度49分)の海岸で、ベーリング海峡を渡るための歴史的な第一歩を踏み出した。

先月16日、現地に向けて出発した遠征隊は、ロシアでの出国許可が遅れて、韓国を発ってから17日目に、はじめて遠征を始めることができた。

遠征隊は朴隊長とヒマラヤ8000メートル以上の高峰に10峰以上登頂した呉熙俊(オ・ヒジュン、37、ノースフェイス・アルファイン・チーム、西帰浦ヨンチョン山岳会)隊員、昨年世界最高峰のエベレストに登頂した李ヒョンモ(28、関東大学山岳部OB)隊員の3人からなる。目的地の米国のアラスカ州ウェールズ(北緯65度35分、西経168度)までの直線距離は88キロに過ぎないが、早い潮や強風、氷の状態などを考えれば、実際は300キロほどの厳しい道程だ。遠征隊のウェールズへの到着予定は19日。

北緯64度と67度の間に横たわるベーリング海峡は、氷点下20〜40度の厳しい寒さで有名だが、最近、地球温暖化の影響で、海の上に凍りついた流氷が少なく、徒歩で探検するには最悪の条件だ。現在、ベーリング海峡はいたるところに、幅だけでも数キロに及ぶ開水面(流氷がなく、海水がそのまま露出した場所)があり、予想すらできない10メートル近い氷もいたるところにある。

遠征隊は一人当たり70キロの荷物を積んだソリを引きながら、氷水に出会えば潜水服のドライ・テントを着用して水に入るなど、激しい水中戦を繰り広げながら進む予定だ。朴英碩遠征隊が横断に成功すれば、世界では3番目、東洋人として最初になる。遠征隊が毎日衛星電話で送る遠征日誌や動画など、さまざまな情報は、東亜ドットコム(www.dongA.com)に開設された、遠征隊のブログで見ることができる。



jeon@donga.com