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「前進コリア」政権与党陣営の前進基地になるか

「前進コリア」政権与党陣営の前進基地になるか

Posted March. 15, 2007 07:04,   

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15日、ソウル中区(チュング)の大韓商工会議所では、新しい政治組職「前進コリア」の創立大会が開かれる。

同大会には、野党ハンナラ党の孫鶴圭(ソン・ハクギュ)前京畿道(キョンギド)知事、元喜龍(ウォン・ヒリョン)、高鎮和(コ・ジンファ)議員や与党ヨルリン・ウリ党の金富謙(キム・ブギョム)、任鍾鉊(イム・ジョンソク)議員、民主党の金鍾仁(キム・ジョンイン)議員、国民中心党の辛国煥(シン・グクファン)代表らが参加する予定だ。政界の内外では、孫前知事と元議員がハンナラ党の大統領選候補選びの党内選挙準備委員会に不参加の意思を明らかにしているほか、ウリ党も統合が難航している状況であることから、同団体が与党陣営の前進基地になる可能性があるという観測が流れている。

崔培根(チェ・ベグン)建国(コングク)大学経商学部教授、金ユン韓国世界経済化フォーラム代表、金ユシク・デジタルインサイド代表取締役が共同代表を務め、各界から約50人が推進委員として参加する前進コリアは、自らを市民団体でなく「政治組職」と位置づけている。6月までに政綱政策を定め、下半期に新党を結成し、大統領選挙に独自の中道候補を擁立する計画だ。

崔代表は、創立大会の討論発題文で、△教育の公共性強化と柔軟性重視、△韓米間の協力強化および韓半島和平構築、△財閥の経営権安定と透明経営のための社会的大妥結——を前進コリアが追求する先進韓国の課題として提示した。

前進コリアはひとまず、ウリ党を除くハンナラ党の一部と民主党、国民中心党との連帯に力を入れる計画だ。金ユン代表は、「反省すべきウリ党議員たちが統合を主導すれば、国民に政権延長を図ると映る憂慮があり、ともにするとしても後になるだろう」と述べた。

しかし孫前知事に対しては、「大韓民国の前進の歴史は、困難な時に決断し自分を犠牲にする方がリードしてきた。積極的に孫前知事の決断を求める」と話した。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)前ソウル大学総長の参加も積極的に進める予定だ。

ハンナラ党の有力候補たちは、同団体への直接的な参加の可能性は否定している。しかし、孫前知事と元議員の補佐陣出身たちが、前進コリアの創立メンバーとして参加している。

元議員は、創立大会の討論発題文で、「ハンナラ党の中心勢力は、統合よりも守旧保守的な色彩を強化する方向に進んでいる」としつつ、「韓国社会に対する前進コリアの診断に大いに共感する」と述べた。

ウリ党は、民主党との統合に困難を来たしている再選グループを中心に、前進コリアの役割に大きな期待をかけている。金富謙、金栄春(キム・ヨンチュン)らハンナラ党出身の再選議員を窓口とし、前進コリアを通じてハンナラ党大統領候補たちとの連帯が実現する場合、民主党など、与党圏統合は自然に実現するものと期待している。



ditto@donga.com