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孫鶴圭、汎与党圏との「統合」は可能か

Posted March. 23, 2007 07:08,   

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汎与党圏内でも14年間、政策と路線の違うハンナラ党にあった孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前知事が汎与党圏のリーダーになることができるかについて疑問を提起する声が少なくない。

孫前知事と京畿(キョンギ)高校同期である金槿泰(キム・グンテ)議員は21日、ラジオとのインタビューで「孫前知事と歴史的、政策的な差を超えて、どのように一緒にできるか討論し、論争する過程が必要だ」と話した。

ヨルリン・ウリ党の丁世均(チョン・セギュン)議長と、金ハンギル、廉東淵(ヨム・ドンヨン)議員なども、孫前知事が汎与党圏の大統領選挙候補に取りざたされることが気に入らないという態度を見せている。

特に、孫前知事がハンナラ党時代に見せた理念路線と推進した政策の中には与党圏と合わないものが少なくない。

▲親企業性向が最大の差〓孫前知事と与党の最大の差は企業観だ。孫前知事は一貫して財閥をはじめとする大手企業と中小企業について市場自由主義的な経済観を主張してきた。孫前知事は、首都圏の工場総量制と出資総額制限制度など投資を妨げる規制もただちに解除しなければならないという意見を明らかにしてきた。

これに対して、金槿泰、千正培(チョン・ジョンべ)議員などは、財閥の透明性と均衡発展を理由に出資総額制限制度と首都圏規制を維持すべきだという態度を見せている。

懸案の中には韓米自由貿易協定(FTA)についての見方が明確に対比される。

孫前知事は「FTAは選択の問題ではなく、国家の生存戦略として受け入れなければならない」とし「米国だけではなく、日本、中国、アセアン、欧州連合(EU)などとも、FTAを推進しなければならない」と主張した。

一方、ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元議長は「妥結を急いではならない」と明らかにしており、金槿泰、千正培議員は「これ以上の交渉を中断しなければならない」とし、反対を明確にしている。

孫前知事が5大国家体質改善方向の一つに指定した「小さな政府実現」も、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権と汎与党圏の「小さな政府がベストではない」という考え方とは差がある。

▲朴正煕に友好的、過去史整理に異見〓孫前知事は運動圏出身だが、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領に対して友好的な意見を示してきた。孫前知事は2005年10月、朴前大統領の墓に参り、「この国を貧乏から脱出させ、産業化の基礎を築いた朴元大統領の業績について、謙遜な姿勢で高く評価したい」と話した。

これは、まだ朴元大統領を「軍事独裁政権」として非難するウリ党とは違う態度だ。

孫前知事は過去史整理問題についても「これからは過去の是非を論じ、国民を分裂させるのではなく、和合と統合を通じて未来に向かわなければならない」とし、ウリ党とは反対の意見を示してきた。

▲「太陽政策の継承」が連結の輪〓ウリ党内の多くの議員は孫前知事が先月8日、記者懇談会で「対北朝鮮包容政策である太陽政策は継承・発展させなければならない政策」と話した後、孫前知事の離党可能性を予測していた。

「太陽政策」は、汎与党がハンナラ党と対立戦線を構築し、統合の連結の輪に利用する主な政策だからだ。この他に、孫前知事は行政中心複合都市建設の賛成と国家保安法の代替立法などで汎与党と似たような意見を示したことがある。



ditto@donga.com