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やさしくなった民主労総、闘争方式の変化の兆し

やさしくなった民主労総、闘争方式の変化の兆し

Posted March. 23, 2007 07:08,   

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「昨年は、全国民主労働組合総連盟(民主労総)本部の指針を遂行することに汲々としたが、今年は『ポジティブ』方式に転換する」

民主労総蔚山(ウルサン)地域本部(ハ・ブヨン本部長)が22日、昨年行った各種事業についてこのように反省し、闘争方針の変化を予告した。

蔚山地域本部は、同日発表した「06年民主労総蔚山地域本部事業の略評」で、「蔚山本部の指導力と力量は限界に至り、沈滞の沼にはまった」と発表した。

蔚山本部はまた、「民主労総が内部的には大義名分と道徳性、連帯性がそこなわれ、社会的に孤立無援の危機が続いている」と指摘した。

ハ本部長は、今年の事業計画について、「昨年、蔚山地域本部が『ネガチィブ』方式ではげしく問題提議をしたが、今年は肯定的な方式に変え、市民の共感できる合理的代案を出す」と述べた。

民主労総本部でも変化の兆しが現われ始めている。

ソウル永登浦区(ヨンドュンポグ)永登浦2街の民主労総会議室では15日、李ソクヘン委員長主宰で中央執行委員会が開かれた。同日の案件は、「現場大長征」をはじめとした事業計画承認、委員長の主要省庁長官との面談結果報告などだった。

過去の会議とは違って、同日の事業計画と報告に異意を申し立てる人はいなかった。民主労総のある幹部は、「以前なら、委員長(穏健派である国民派)と派閥の違う幹部たちが、長官面談について『妥協』だと批判したはず」と話す。

1月27日当選した李委員長は3月2日、李サンス労働部長官に会い、さらにチャン・ビョンワン企画予算処長官、李ヨンソプ建設交通部長官と相次いで面談し、22日には、ユ・シミン保健福祉部長官とも会った。

民主労総は、「ストライキのためのストライキはしない」と繰り返し宣言し、政府および財界との積極的な対話に取り組んでいる。

民主労総指導部は26日から、「現場大長征」の名のもと、全国を回りながら現場の声を聞く。

しかし、民主労総が合理的闘争と対話基調を確固としたものに定着させるかどうかは未知数という指摘もある。労働界のある人物は、「特殊形態労働者、非正社員などについての政府協議で、目に見える成果が出てこなければ、過激派の声が再び大きくなりかねない」と展望した。



raks@donga.com libra@donga.com