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KAIST総長「理工系発展のために1000億融資の容認を」

KAIST総長「理工系発展のために1000億融資の容認を」

Posted March. 27, 2007 07:48,   

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「1000億ウォンを借りて、学校に投資できるようにしてください。競争力強化のためには、投資を一刻も遅らせるわけにはいけません」

韓国科学技術院(KAIST)の徐南杓(ソ・ナムピョ)総長は26日、記者会見を開き、「世界最高の理工系大学を建てて、韓国が知識産業社会へと移行するのに大きく寄与したい」としながら、KAISTの理事会や科学技術部、企画予算処などの関連省庁に、「投資金額を融資できるよう承認してほしい」と訴えた。

徐総長は、政府の支援を受けるという社会的な責任を痛感し、成績のよくないKAISTの学生には、一般大学生より授業料を多く払わせるようにする方針だとも明らかにした。

政府拠出機関が自分たちの事業のために都市銀行から借金をしようという試みは今回がはじめてだ。KAISTは貸付を協議した金融機関から、三星(サムスン)と同レベルの高い格付けをされたが、先月28日に開かれた理事会で、理事15名のうち政府側の4名の反対にあった。

徐総長は、「学問や研究が世界的な競争力を備えるためには教授や学生の規模が一定レベルに達しなければならない。金が借りられれば、教授を421人から700人に、学生を700人から1000人に増やすなど、学校発展5ヵ年計画を推進するのに使う計画だ」と語った。

さらに徐氏は、「現在、生命工学技術(BT)や情報技術(IT)分野の世界的な研究センターをつくるために、ジョンソン・アンド・ジョンソン、マーク、GSK、IBM、グーグル、マイクロソフトなど、世界的な企業の研究開発センターを誘致するために接触している」としながら、「誘致のためにはいい研究施設が必要だ」と主張した。これと関連して、KAISTが来月はじめ、世界的なソフト企業のオラクルと研究センター設立のための覚書(MOU)を交わすことを決めたことも、新たに分かった。

徐総長は貸付承認への訴えに相当する自助努力で、学生たちの質をどう高めるかについての計画も明らかにした。

「結局、教育の目標は学生が一度もぶつかっていない問題に接した際、自分で解決できる能力や自信を身に付けさせることにある」としながら、「来学期からは1年生に、これまで見聞きもしなかった問題を示したうえで一定期間内に解決させる、いわゆる『学問デザイン』授業を国内で初めて導入することにした」と語った。

また、「成績平均(4.3点満点)が3.0以上の学生は、授業料をこれまでのように全額免除するが、2.0以下ならば年間1500万ウォン、2.0〜3.0の学生は一定の割合を払わせ、今年の新入生からこれを適用することにした」と述べた。

この授業料は、KAIST授業の価値を年間3000万ウォンと想定し、その半分に当たる金をはらわせるもので、ほぼ罰則レベルの授業料負担に相当する。

徐総長は、「これまでKAISTは、講義の評価が低い教授に対する授業停止や任用7年以内に退任の是非を決める永年職制度の導入、学部長が教授採用の権限をもつ学部長中心制の推進など、内部的に強力な改革を推進してきた。今回、新たに試みる借金経営についても、チャンスを与えるべきだ」と述べた。



mhjee@donga.com