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中国の北朝鮮政策、「血盟関係」の枠組みを転換

中国の北朝鮮政策、「血盟関係」の枠組みを転換

Posted April. 04, 2007 07:55,   

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中国が、1950年の韓国戦争を通じて形成された北朝鮮との血盟関係を「正常な国家関係」に切り替えていると、国会情報委員会が政策研究開発報告書で分析した。

東亜(トンア)日報が3日に入手した「中国の北朝鮮政策の変化の推移および北朝鮮支援に関する研究」報告書は、「最近の中国の北朝鮮政策は、徹底して国益と客観的根拠に則って、目標と発展方向が設定されている」とした分析したうえで、「これは、中国の北朝鮮政策が過去の伝統的な友好血盟である『特殊関係』から、『正常な国家関係』に切り替わった事実を証明する」と指摘した。

同報告書は、慶熙(キョンヒ)大学のチュ・ジェウ(国際政治学)教授チームが、国会情報委の依頼によって、今年1月22日から2月3日まで中国を訪問し、戚保良・現代国際関係研究院韓半島研究室主任や宮少朋・外交学院教授、時殷弘・人民大学教授、張鑅瑰・共産党中央学校教授、朱鋒・北京大学国際関係学院教授など、韓半島専門家16名と面談して作成したものだ。

中国は軍事同盟を「冷戦式残滓」と批判し、対外的にいかなる国とも同盟関係を認めていないが、北朝鮮に対してだけ例外的に「血盟」関係を認めてきた。中国は、大半の国家と同盟よりも下の段階である「友好協力関係」を維持している。

同報告書は、「中国の北朝鮮への経済支援も漸進的に減少し、一方的で内密な支援ではなく、正常なルートを通じた貿易に取って代わるだろう」と見通した。

韓半島で急変事態が発生する場合の中国の介入と関連し、同報告書は、「中国は、国連の多国籍軍の一環として参加することを望み、中国軍を単独で派遣することは望まない」と分析した。

また報告書は、有事の際に中国の自動介入条項が明文化された「中朝友好協力相互援助条約(1961年締結)」について、「中国は同条項を北朝鮮を防御するためのものと具体化しないだろう」と強調した。

同報告書は、「中国にとって北朝鮮は『負担』となって作用していることは明らかだが、軍事分野で『無条件の支援』はしないという意志も強い」と付け加えた。



taewon_ha@donga.com