2月の6者協議で合意した北朝鮮核施設の稼動停止・封印(shutdown)の履行期限(14日)が過ぎたが、韓国と米国、中国は事実上、期限延長を受け入れる方針だ。
韓国政府当局者は15日、「一日二日待ってみれば、北朝鮮が非核化措置を行動に移すかどうかわかるだろう」と述べた。
北朝鮮外務省が13日、マカオのバンコ・デルタ・アジア銀行(BDA)に凍結された北朝鮮関連資金2500万ドルが解除されたことを確認した後、核施設の稼動停止や国際原子力機関(IAEA)査察官受け入れなどの措置を取ると明らかにしたため、待つということだ。
米国務省のトム・ケイシー副報道官はワシントンで14日(現地時間)、「期限が順守されればよかったが、(当初の約束期限が経過したからといって)合意が破られたとは考えない」としつつ、「北朝鮮外務省の13日発表は、合意履行の意志を重ねて明らかにしたものであり、肯定的な措置だ」と評価した。
6者協議米首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は15日、北京で中国首席代表の武大偉外務次官との会談後、「(中国は)私たちが数日忍耐を持つことを望んでいる」と述べた。
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