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農村の「スピード国際結婚」、重い離婚の後遺症

農村の「スピード国際結婚」、重い離婚の後遺症

Posted April. 16, 2007 03:01,   

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昨年、国際結婚の件数が10年余りぶりに初めて減少に転じたものの、国際結婚後に離婚するケースが大幅に増えていることが明らかになった。

専門家たちは、「農村地域の未婚男性が地方自治体の経済的支援を受けて、配偶者や配偶者の出身国文化への理解もなく、国際結婚を急いだあまり、夫婦が文化的な違いを克服できず、離婚するケースが多い」と指摘した。

中国朝鮮族女性たちの韓国国籍取得のための偽装結婚が増えたことも主な一因となった。

15日、最高裁判所が昨年の国際結婚や離婚件数を分析した結果によると、外国人配偶者と離婚した件数は6187件で、2005年の4208件に比べ47%も急増した。

外国人配偶者との離婚件数は03年の2784件、04年の3315件に続き、毎年増加する傾向を見せている。全体離婚件数のうち、外国人配偶者との離婚が占める割合は03年は1.6%に過ぎなかったが、昨年は4.9%と大幅に増加した。

いっぽう、国際結婚件数は03年=2万8468件、04年=3万6934件、05年=4万3815件と増えたが、昨年は3万9071件で前年より10.8%減った。全体結婚件数のうち、国際結婚が占める割合も05年の13.6%から、昨年は11.6%に減った。

外国人配偶者との離婚のうち、外国人夫との離婚は2263件(36.6%)、外国人妻との離婚は3924件(63.4%)で、韓国人夫と外国人妻の離婚がひときわ目立った。都市よりは農村で外国人妻と離婚する割合が相対的に高かった。

ソウルでは昨年1859件の離婚のうち、外国人夫との離婚が946件、外国人妻との離婚が913件で、外国人夫との離婚がむしろ多かった。いっぽう、全羅南道(チョンラナムド)では279件の離婚のうち、外国人夫との離婚は67件だったが、外国人妻との離婚は212件だったし、慶尚北道(キョンサンブクド)では夫との離婚が78件、妻との離婚が227件だった。

これは農村地域の未婚男性が国際結婚を通じて配偶者を見つけたものの、少なからぬカップルが離婚している減少をを端的に示しているわけだ。

地域ごとに全体結婚件数のうち国際結婚が占める割合を見ると、全羅南道は22.7%で、全体結婚の約4分の1が国際結婚であることが分かった。つづいて全羅北道=16.1%、慶尚北道=15.1%の順だった。また、大田(テジョン)と光州(クァンジュ)が6.2%でもっとも低かった。全体離婚のうち外国人配偶者との離婚がしめる割合は、済州(チェジュ)が全体離婚の7.9%を占めてもっとも高かったし、全羅南道は7.2%、慶尚北道は5.7%だった。

韓国人と結婚や離婚をする配偶者の国籍は中国が圧倒的に多かった。配偶者の国籍ではベトナムが9870件で2番目に多く、03年の1539件に比べ、昨年は6倍以上増えた。ベトナム国籍者との離婚もやはり03年の62件から昨年は589件と急増した。



will71@donga.com