Go to contents

ハンナラ党、「大統領選挙の予備候補まで乗り出したが、今一」

ハンナラ党、「大統領選挙の予備候補まで乗り出したが、今一」

Posted April. 20, 2007 08:10,   

한국어

政党支持度が50%を上回っている最大野党のハンナラ党候補が、4・25再選挙・補欠選挙の接戦地域で他の党と無所属候補にリードされていることが分かり、党内に危機感が広がっている。

党指導部はもちろん、李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長や朴槿恵(パク・グンヘ)前代表など大統領選挙の予備候補まで総力支援に乗り出しているため、選挙で敗北した場合は、後遺症が少なくないものと見られる。

同党の高位幹部は19日、電話通話で、「党敷設の汝矣島(ヨイド)研究所の調査結果、大田(テジョン)市の西・乙国会議員補欠選挙に出馬したハンナラ党の李ジェソン候補は、国民中心党の沈大平(シム・デピョン)候補に、誤差の範囲を外れ、出だしが遅れていることが分かった」と伝えた。

また、「ソウル陽川(ヤンチョン)区役所長、慶尚北道奉化郡(キョンサンブクド・ポンファグン)の補欠選挙でも、ハンナラ党の候補が無所属の候補に誤差の範囲内で、遅れを取っている」と伝えた。

他の幹部は、「党指導部が総力を上げている大田西乙では『党はハンナラ党、人物は沈大平氏支持』という世論が拡散していて、なかなか覆しが難しい状況だ」と述べた。

沈候補側は、「支持率で10%ポイント以上リードしているため、事実上ゲームは終わっていると見てもいいだろう」と話し、勝利を確信している。

ハンナラ党は、陽川区役所長の選挙では、ハンナラ党のオ・ギョンフン候補が無所属のチュ・ジェヨプ候補に5%ポイントほど遅れを取っていると見ている。

奉化郡首の選挙では、金グァンウォン・ハンナラ党慶北道道党委員長が推薦した候補の代わりに、姜在渉(カン・ジェソプ)代表の側近だったウ・ジョンチョル党中央委総幹事を公薦すると党員が反発したことが、票に影響を与えているという解釈も出ている。党の内外では「党の支持率に酔って、慎重に欠けた公薦をしたのではないか」という批判も提起されている。

一方、全羅南道務安(チョンラナムド・ムアン)—新安(シンアン)国会議員補欠選挙の遊説場には、李前市長と朴前代表が、ほぼ同じ時間帯に同じ場所でハンナラ党のカン・ソンマン候補に対する支援遊説を行った。

同日、李前市長は午前、務安邑の市場でカン候補の遊説車に乗り込んで支持を訴え、李前市長がその場を離れた30分後、朴前代表が同じ遊説車で遊説を行った。

ハンナラ党の遊説車両からわずか10メートルも離れていないところには、民主党の金弘業(キム・ホンオプ)候補の遊説車があった。朴前代表は演説を終えて帰ろうとした時に、金候補に会って握手を交わした。

朴前代表が立ち去った後、金泳鎮(キム・ヨンジン)前農林部長官や民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)、李相烈(イ・サンヨル)議員らが順に金候補の遊説車両に乗り込み、支持を訴えた。

近くにあった無所属の李ジェヒョン候補の遊説車からは、「この地域で生まれても、育ってもいない金弘業が一昨日、お金を払って刑務所から出て『僕、金大中(キム・デジュン)の息子だから票を入れてくれ』と言っている」という荒々しい表現も飛び出していた。



sunshade@donga.com tesomiom@donga.com