4・25再補欠選挙で事実上惨敗した野党ハンナラ党が、激しい「後爆風」に包まれている。
一方、55の選挙区のうち16の選挙区だけに候補を立て、基礎(区・市・郡議会)議員一席を獲得した与党ヨルリン・ウリ党を含む与党陣営では、「勝利の功績」を争う奇現象が起った。
▲ハンナラ党〓姜昌熙(カン・チャンヒ)最高委員と田麗玉(チョン・ヨオク)最高委員は26日、再・補欠選挙の敗北の責任を取って、最高委員を辞任した。
最高委員の金炯旿(キム・ヒョンオ)院内代表と全在姫(チョン・ジェヒ)政策委議長も同日、議員総会から退くという意思を表明しており、姜在涉(カン・ジェソプ)代表と李在五(イ・ジェオ)最高委員ら残りの最高委員の進退問題が焦眉の関心事だ。
党内では、指導部が全員辞任し、非常対策委員会を構成して大統領選候補の党内選挙まで管理する案や、残った指導部が再信任の手続きを経て、大々的な改革と党風刷新運動を展開するという代案が対策として取り上げられている。
▲与党陣営〓ウリ党の丁世均(チョン・セギュン)議長は26日、議員総会で、「事実上、連合して獲得した全羅南道務安(チョンラナムド・ムアン)・新安(シンアン)や大田(テジョン)、ソウルの勝利は、平和・改革・未来勢力が大統合に向けて手を握れという国民の至上命令だ」と主張した。
しかし党の一部からは、55の選挙区のうち1選挙区でだけ勝利したことについて、「もはや党をどうやって無くすかという手続きと方法だけが残った」という党解体論が表出した。
民主党は、ウリ党の丁議長の発言と関連して論評を出し、「ウリ党の我田引水的な解釈は、他人の勝利を横取りしようという底意がある」と批判した。
大田、ソウルで当選を獲得した国民中心党の沈大平(シム・デピョン)共同代表は同日、記者会見を開き、「与党陣営の統合に参加しない」ことを明らかにした。
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