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韓・EU間のFTA交渉、6日に開始

Posted May. 02, 2007 08:34,   

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韓国が6日、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)交渉開始を公式に宣言し、7日から第1次交渉に入る。

韓米FTA交渉を妥結した韓国が世界最大の市場であるEUともFTAを締結すれば、中国、日本に先立ち世界1、2位市場に足場を築くことになる。

政府は1日、政府果川(クァチョン)庁舍で、權五奎(クォン・オギュ)副首相兼財政経済部長官主宰で対外経済長官会議を開き、韓・EU間のFTA交渉を始めることを決めた。

EU加盟国はすでに先月23日、ルクセンブルクで開かれた一般理事会で、韓・EU間のFTA交渉の開始を満場一致で承認した。

これにより、金鉉宗(キム・ヒョンジョン)外交通商部通商交渉本部長とピーター・マンデルソンEU通商担当執行委員は6日、ソウルで共同記者会見を開き、韓・EU間のFTA交渉の発足を公式に宣言する予定だ。

第1次交渉は翌日の7日から11日まで、ソウル中区奨忠洞(チュング・チャンチュンドン)にある新羅(シンラ)ホテルで開かれる。双方はソウルとベルギーの首都ブリュッセルを行き来しながら、年内に5、6回にわたり公式交渉を行う計画だ。

韓・EU間のFTAが発効すれば、韓国はEU加盟27カ国と同時にFTAを結ぶ効果を得ることになる。EUは人口4億9000万人に国内総生産(GDP、2005年)が計13兆6000億ドルに達する世界最大の市場だ。

韓国の対外交易規模でも、EUは中国(全体の18.6%、2006年現在)に次ぐ2位(12.5%)で、米国(12.1%)、東南アジア諸国連合(ASEAN、9.7%)などを上回っている。

政府は特に、EUの平均関税率が米国など他の先進国より高いうえに、自動車、纎維、電子製品など韓国の主力輸出品にEUが高い関税を課しているため、FTAを締結すれば、短い期間内に有益な効果を生むものと期待している。



sanjuck@donga.com abc@donga.com