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金升淵会長の「2年前も同様の暴行疑惑」、捜査巡り警察内部で異見

金升淵会長の「2年前も同様の暴行疑惑」、捜査巡り警察内部で異見

Posted May. 04, 2007 09:15,   

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金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長の報復暴行疑惑事件を捜査している警察では、「金会長が2年前にもソウル江南(カンナム)のある酒屋で従業員を暴行した」という疑惑についても、捜査することにした。警察はこの課程で、金会長を再び召喚する可能性もありうることを明らかにした。

3日午前、金会長事件を捜査しているソウル南大門(ナムデムン)警察署を訪れた朱相龍(チュ・サンヨン)警察庁捜査局長は、「一部のメディアに報じられた『江南事件』について、ソウル警察庁に捜査を指示した」と説明し、「事実として確認されれば、今回の事件と並んで司法処理できる」との見解を示した。

ソウル江南区論峴洞(ノンヒョンドン)のC酒屋の関係者は2日、東亜(トンア)日報記者とのインタビューで、「05年3月21日、知り合いたちとともに酒屋を訪れた金会長が、女性従業員の接待が気に入らず、当時専務だった人をひざまずかせた後、酒ビンで頭を殴った」と話し、「酒屋に消火器を巻いたりして一騒ぎとなった」と主張した。

これについてハンファ側では、「2年前にそのようなことがあったということを、いまさら知っている人がいるはずがない」としながら、「うわさが事実なら、被害従業員が実名で名乗るべきだ」と語った。

朱局長はまた記者たちの「金会長を再び召喚する予定があるか」という質問に、「被害者の陳述だけで良いはずがない」と述べ、金会長を被疑者の身分で再び召喚する可能性もありうることをほのめかした。

しかし、蒋熙坤(チャン・ヒゴン)南大門警察署長は、「江南事件と北倉洞(プクチャンドン)事件は別のものだ」として、「北倉洞事件は私が指揮する。(局長から)一緒に捜査するように指示されても、従わないつもりだ」と述べた。今回の事件と関連して警察内部では、深刻な意見の隔たりがあることをうかがわせた。

蒋署長は、「南大門警察署では、この事件にのみ最後まで集中し(裏付け捜査が終わり次第)別々に(先に)逮捕状を申請するつもりだ」と語った。

いっぽう、朴𨩱俊(パク・チョルジュン)ソウル中央地検1次長は、「3日午後、ハンファグループの事件と関連して、捜査指揮部署である刑事8部の徐範政(ソ・ボムジョン)部長が、蒋熙坤南大門警察署長に口頭で捜査の指揮をした」ことを明らかにした。

指揮内容は、△捜査の過程で人権侵害がないようにすること、△事件関係者の名誉と私生活の保護に留意すること、△やむをえない場合を除いては、深夜の調査を自制することなど、適法な手続きを遵守して徹底的に捜査するよう要求すると検察では説明した。



imsun@donga.com dnsp@donga.com