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ナダルがフェデラーを制した「ザ・バトル・オブ・サーフェイス」

ナダルがフェデラーを制した「ザ・バトル・オブ・サーフェイス」

Posted May. 04, 2007 09:15,   

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この世で初めで見る奇妙なテニスコートが登場した。片方には青い天然芝が敷かれ、ネットの向こうのもう片方には1.5トンに達する赤い煙瓦のパウダーが覆われている。このコートを準備するだけで19日がかかり、費用は163万ドル(約15億3000万ウォン)に達した。

●地中海の島に15億ウォンをかけて特設コートを製作

3日、地中海西部にあるスペイン令のバレアレス諸島のパルマ・デ・マヨルカ・リゾートの特設コート。「テニスの皇帝」ことロジャー・フェデラー(スイス、世界1位)選手と「テニスの天才」ことラファエル・ナダル(スペイン、世界2位)選手が一戦のラケット・ショーを繰り広げた。いわゆる「ザ・バトル・オブ・サーフェイス(The Battle of Surfaces)」だ。

フェデラーは昨年、ウィンブルドン4連覇を含めて芝生コート48連勝の記録保有者で、ナダルはプランスオープン2連覇をはじめ、最近クレーコートで72連勝をマークした。フェデラーはナダルとの相手戦績で3勝7敗の劣勢で、クレーコートでは5戦全敗している。

フェデラーはメイン技のサーブアンドバリーが芝生のコートで威力を振るい、グラウンドストロークに長けているナダルは、コートの表面が相対的に遅いクレーコートで強気を見せた。お互いに違う性質のコートで相反する面貌を見せている2人の特性を狙ったイベント大会が実現したのだ。

約7000人の観衆が客席を埋め尽くした中で、興味深かったこの試合でナダルはフェデラーを2時間30分のプルセットのタイブレークの末、2—1(7—5、4—6、7—6<12—10>)で制した。

●コートが変わるたびに運動靴を履き替えての接戦

一般の試合と同じく、2人の選手のゲームスコアが奇数になれば、コートを変えなければならなかったので、表面に合う運動靴に履き替えながら接戦を繰り広げた2人は、セットスコア1—1で張り合い、3セットでも6—6でタイブレークに入った。

フェデラーはここで4—1までリードして勝ち星をゲットするかのように見えたが、ナダルが自分の得意なクレーコートで3点を勝ち取って、逆転勝ちを収めた。

試合後、シャンパンを浴びせあったフェデラーとナダルは、「試合中はずっと、面白かった。芝生のコートでボールが無茶苦茶飛ぶ時が多くて苦労したが、来年もまた必ずやってみたい」と言いながら笑った。



kjs0123@donga.com