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慶熙宮にとどろいた正祖の歌声

Posted May. 05, 2007 08:08,   

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4日午後7時半、慶熙宮(キョンヒグン、ソウル中区新門路)で正祖(チョンジョ、朝鮮の第22代王)の勇壮な歌声がとどろいた。

慶熙宮崇政殿(スンジョンジョン)の前庭で正祖の物語り取り上げた創作ミュージカル「火星で夢見る」が公演された。故宮のなかでミュージカルが行われたのは今回がはじめてだ。「火星で…」とは、京畿道(キョンギド)文化の殿堂が製作したミュージカルで、最近はソウル市内の「芸術の殿堂・オペラハウス」で盛況裏に公演されたことがある。

同日の崇政殿の前庭には、1500人あまりの観客が席を埋めつくした。1日の観客数は、文化財への毀損の憂慮のために1500人に制限されている。

同公演では、崇政殿の石階段や扉が舞台装置として利用され、リアルりティーを高めた。

役者たちは崇政殿の宮門を出入りし、石階段を上り下りしながら歌った。観客たちは自然に故宮の中で、正祖の夢や恋物語に夢中になった。

演出の李潤澤(イ・ユンテク)氏は、「韓国の宮殿の建築構造を舞台様式として受け入れたという点で意味深い」と評しながら、「観客たちは舞台や客席を問わず、歴史の現場のなかに立ち入る臨場感を感じただろう」と語った。

公演は無料で6日まで行われる。チケットは事前予約分(1日1000人)は締め切られているが、毎日500人に限って先着順で入場できる。問い合わせ先は、031−230−3245



sjkang@donga.com