世界フェンシング界の「ベテラン」選手たちが、韓国で一堂に会した。4日開幕して6日までソウル松坡区(ソンパグ)オリンピック公園内のフェンシング競技場で行われる「2007年SKテレコム国際グランプリフェンシング選手権大会」に、30カ国から315人の男女のフェンシング・スターが参加する。昨年、カタール・ドーハアジア大会でフェンシング・フルーレ個人および団体戦の金メダルを取った韓国女子フェンシングの選手たちの善戦が関心を集めている。
▲韓国女子チーム、4強が目標〓女子フェンシング・フルーレ予選が行われた4日、フェンシング競技場は、選手たちの歓声と剣の摩擦音に満ちていた。女子フェンシングは114人が予選を戦って、世界ランキング1位のナム・ヒョンヒ(ソウル市役所)選手たちと一緒に5日、64強戦および決勝を行う。1位が64位、2位が63位と取り組む方式だ。
「ピーナッツ剣客」のナム・ヒョンヒは同日、試合がないのにもかかわらず、練習のためにフェンシング競技場を訪れた。「この頃、負傷の治療のために練習が足りませんでした。奇襲攻撃作戦でトップをキープします」。
国家代表女子フェンシング・フルーレチームの金ヨンホ・コーチは、「トップクラスの女子フェンシング選手の実力の差は、ほとんどないので、個人と団体戦の4強入りを目指している」と話した。同氏は、ナム・ヒョンヒ選手、ソ・ミジョン(江原道庁)選手、李アンナ選手、ラウズ・ビーナ(ロシア、世界ランキング3位)選手らを個人戦の優勝候補に挙げた。
今大会は5日、男女フルーレ個人戦決選に続いて、6日には男女団体戦が開かれる。
▲種目別に競技の進め方が違う〓剣で先に指す選手が得点するフェンシングは、フルーレ、エペ、サブールの3つの細部種目に分かれる。フルーレとエペは剣の先で刺すことだけが認められ、サブールは切りも認められる。攻撃の範囲も違う。フルーレは胴体、サブールは胴体や腕など上体、エペは全身を攻撃できる。勝敗は3種目いずれも予選戦では5点、8強のトーナメントからは3分3回戦15点勝負。同点の場合は1分延長戦にずれ込まれ、それでも勝負が付かない場合は抽選で決める。
団体戦には4人(1人は候補)が出場し、3人がそれぞれ3分5点ずつ3ラウンドの競技を展開する。
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