金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長(55)の拘束可否が11日に決まる。今年の3月8日「報復暴行」事件が発生してから63日ぶりだ。
ソウル中央地裁は、金会長とハンファグループの警護課長、チン某氏(40)に対する拘束令状の実質審査を11日午前10時30分に実施すると10日明らかにした。裁判所は金会長が出席に応じないのに備えて拘引状も発行した。
二人に対する令状審査は李光萬(イ・グァンマン)令状専担部長判事(45、司法試験26回)が引き受ける。金会長が裁判所への出席を延期しない場合、令状の発行如何は同日午後に決まるものとみられる。
それに先立ち、ソウル中央地検の刑事8部(徐範政部長)は10日午前、金会長とチン課長に対する拘束令状を裁判所に請求した。
金会長には、暴力行為など処罰に関する法律上、凶器等使用暴行、凶器等使用傷害、共同監禁、共同暴行、共同傷害、刑法上の業務妨害など、警察が令状に記録した6個の疑いがすべて適用された。
一方、金会長側の組職暴力団の動員疑惑を捜査している警察は現在までポムソバン派、J派、C派、P派など事件当日、現場に多くの暴力組職出身の関係者が動員された情況を把握し、彼らの身柄を確保することに力を注いでいる。
警察は10日、C派の組織員3人を呼んで調べた。彼らは元ボクシング選手で、ソウル江南区清潭洞(カンナムグ・チョンダムドン)にあるGカラオケの持ち分を持っているチャン某氏の運転手であるユン某氏を警察が前日呼んで調べる過程で身元が確認された。
警察は過去、アマボクシング連盟会長を務めた金会長が普段からチャン氏と知っており、このために普段金会長の次男もGカラオケにたまに行ったものとみている。
また、警察は同日、P派の組織員1人を参考人の資格で事情聴取したが、警察の調べに対して、「(事件当日)金会長の乗用車に付いていきなさいという話を聞いて付いていったが、清渓山(チョンゲサン)に向かう途中、ソウル瑞草区良才洞(ソチョグ・ヤンジェドン)近くで金会長の車を逃してしまった」と陳述し、金会長が事件当日に清渓山の暴行現場へ行った可能性があることを伺わせた。
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