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「勉強するサッカー選手作り」 協会と大学の同床異夢

「勉強するサッカー選手作り」 協会と大学の同床異夢

Posted May. 18, 2007 03:14,   

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2007学年度に入り、全国大学のサッカー選手たちの大半が授業を受けた日数は多くてせいぜい14日だった。新しい学期がスタートした3月の第1週と、しばらくの間全国大会がなかった今月の第2週がその全てだった。大統領杯と春季連盟大会、大学1、2年生の大会を準備、出場するために授業に入ることができなかった。

こうした渦中に大韓サッカー協会は最近、7つの大学の監督らに会って「勉強するサッカー選手」作りについて討論を繰り広げた。

協会が、来年から高校生の選手たちにチーム成績証明書を発給せず、個別の競技出場成績表だけを発給しようとしていることについて、現場の監督から意見を聴取するためのものだった。大学が全国大会のベスト4入り、ベスト8入りなど、チームの成績をベースに選手たちを選抜するために、高校生の選手たちが勉強はせずトレーニングだけに集中し、さまざまな副作用があるという判断によるものだ。放課後に練習を、週末に地域別のリーグ制を、それぞれ行うための先行措置であるわけだ。

大学の監督たちは、「趣旨には共感するが、現実的には苦情が多い」として難色を示した。「準備できる時間が足りない」、「チームの成績も個人を評価する基準にならざるを得ない」、「他の種目との公平性を考えなければならない」、「成績にこだわる大学の行政処が、はたしてそれを受け入れられるだろうか」などといった問題が、監督たちが話す苦情だ。

サッカー協会と教育人的資源部の関係者たちは、「大学が変われば韓国サッカーも変わる」と語る。大学が「勉強する選手」を選ぶ入学試験制度を作れば、中高生選手らは自然に勉強をせざるを得なくなるとの指摘だ。サッカーだけをする選手は、あえて大学に進学せずプロチームや会社を選べば良い。

ところが、大学まで成績にこだわって選手らの「授業権」をはく奪し、トレーニングと大会出場で4年を過ごさせている状況だ。「勉強するサッカー選手作り」というスローガンに終わっているのが現実だ。大学が変わってこそ韓国サッカーも変わる。



yjongk@donga.com