「5月が過ぎれば、党内選挙への不服もない」
最大政党のハンナラ党が「党内選挙ルール」の葛藤を乗り越え、本格的な党内選挙の局面に入り、大統領選候補が党内選挙の結果に承服するかどうかに、再び関心が集まっている。
李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と朴槿恵(パク・グンヘ)前代表は最近、党内選挙結果への承服と関連し、「党内選挙で敗北すれば、大統領選候補になった相手を助けることは当然のことだ」という見解を明らかにした。
ハンナラ党は、大統領選候補を選ぶ党内選挙の規定を見直し、早ければ今月末頃、党内選挙候補の登録を受け付ける予定だ。現行の選挙法上、特定政党の党内選挙候補に登録すれば、結果に承服せざるをえない。候補登録が党内選挙に承服するかどうかを決める最後の岐路になるわけだ。
ハンナラ党は21日に全国委員会を開いて党憲を改正し、23万1652人の選挙人団で8月に全国同時投票を実施して大統領選候補を選ぶ内容の党内選挙ルールを確定する予定だ。さらに、常任全国委員会を開き、党内選挙管理委員会および選挙人団の構成方法、選挙運動などを定めている党規「大統領選候補選出規定」を党憲に則って改正する計画だ。
こうして確定された党内選挙ルールによって党内選挙管理委員会が22日か23日に発足すれば、具体的な党内選挙の手続きの作成作業に入る。選管委は、党内選挙候補登録だけでなく、大統領選候補間で論議を呼んでいる世論調査方式や機関選定、選挙人団募集、合同演説や討論会などに関する詳細事項を決定することになる。
ハンナラ党関係者は、「選管委が構成されれば、まず党内選挙候補の登録時期から議決することになるだろう。8月21日以前に党内選挙を実施するには、遅くとも5月末から6月初旬には候補登録が実施されなければならない」と述べた。
候補登録後には、選挙人団名簿の作成作業や大統領選候補の合同演説、政策討論会などが相次いで行われ、8月18日か19日に全国同時投票を実施し、大統領選候補を選ぶことになる。
myzodan@donga.com