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ACミラン、リバプール制して欧州王者に

ACミラン、リバプール制して欧州王者に

Posted May. 25, 2007 03:12,   

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イタリアのプロサッカーチームのACミランが欧州サッカーの「キング・オブ・キングス」となった。ACミランは24日、ギリシャ・アテネのオリンピックスタジアムで行われた06〜07欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ決勝戦でイングランドのリバプールを2−1で下して優勝した。昨年、イタリアプロサッカーの八百長疑惑の波紋に巻き込まれて国内リーグの優勝をあきらめたまま、チャンピオンズリーグに集中した結果だった。

2年前、同大会の決勝でも両チームは激突した。当時、ACミランは前半戦を3−0とリードしたまま終えたが、後半最初の6分で3ゴールを相次いで奪われた後、結局PK戦でひざまずいた。トルコのイスタンブールで行われた当時の決勝戦は、両チームにとって、それぞれ「悪夢」と「奇跡」だった。

試合開始前、ACミランのカルロ・アンチェロッティ監督は、「試合前日のマインドコントロールが重要だ。正直いって、2年前の敗北が影響している。しかし、わがチームにはこのような負担によく耐えてきたベテラン選手が多い。経験が我々に優勝をもたらす」と話した。

経験を強調したアンチェロッティ監督は結局、最前方のFWにベテランのフィリッポ・インザーギ(33)を投入した。「キラーの本能」を持つインザーギと「力ある若手」アルベルト・ジラルディーノ(25)のどちらが攻撃を受け持つかは大きな関心事だった。

ACミランの球団オーナー、シルヴィオ・ベルルスコーニ元イタリア首相は、「相手をかき乱すことのできるジラルディーノを先発に立たせるのが正解だ」とアンチェロッティ監督に働きかけたが、先発投入された選手はインザーギだった。

ACミランは前半45分、アンドレア・ピルロが蹴ったフリーキックがインザーギの左肩に当たってゴールにつながり、機先を制した。インザーギは後半37分、密集守備を交わして2番目のゴールを入れ、勝負を決定づけた。リバプールは後半44分、ディルク・カイトのヘディングゴールで1点を挽回することに止まった。

ACミランは通算7度目のチャンピオンタイトルを勝ち取り、スペインのレアル・マドリードが持つ歴代最多優勝(9回)記録に迫った。



bluesky@donga.com