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「シングルエコノミー」の再発見 新消費パワーの登場

「シングルエコノミー」の再発見 新消費パワーの登場

Posted June. 11, 2007 02:47,   

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国内の消費トレンドを主導する階層が大部分既婚である40、50代の中年層から30代未婚に急激に移動している。いわゆる「新消費権力」の登場だ。

30代が主軸になった「シングルエコノミー(独身経済)」は今年1月、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)で主要キーワードに採択されるほど関心が高まっている。

10日、テホン企画によれば、10〜50代の成人男女6000人を対象に2006年1年間の消費パターンを調査した結果、30代未婚の平均小遣いは41万800ウォンであることが分かった。これは全体回答者の月平均小遣い26万5900ウォンより54.5%も多い。

この調査で30代シングルの消費パワーは男女を問わず他の年齢層を圧倒した。

女性の代表的な消費品目である化粧品の購入費を見ると、30代の未婚女性は昨年平均38万7500ウォンを使った。回答女性の全体平均26万1800ウォンより48%も多い金額だ。30代の既婚女性(27万8500ウォン)はもちろん、20代の未婚女性(29万ウォン)の平均支出額よりも多い。

男性も同じだ。年間の衣類費を比べると、30代の未婚男性の平均購入費は55万9800ウォンだ。一方、同じ年代の既婚男性は49万2500ウォンを衣類の購入に出費した。全体男性の平均額は44万7600ウォンだ。マーケティング業界で30代シングルに関心を向ける理由だ。

テホン企画のクォン・グホン研究員は「男女区分なしに30代のシングルはおしゃれをするなど自己啓発を重要に考え、投資を惜しまず、差別化されたスタイルを追求するため、所得が高いほど価格にこだわらない」と話した。

30代シングルの購買力はデパートでの売り上げでも分かる。

現代(ヒョンデ)デパートの昨年の売り上げを顧客の年齢別に見ると、30代の顧客の比重が33%で最も高い。特に30〜34歳の顧客の売り上げの71.6%をシングルが占めた。35〜39歳の売り上げでもシングルの比重は41%にもなる。

現代デパート広報チームのイ・ウォンニョン代理は「売り上げ規模でシングルの占める比重が毎年増えているが、特に30代のシングル顧客が目立って増えている」と説明した。

ロッテデパートの電子製品販売担当の金ジェボム課長は「最近、男性たちのためのアイディア生活用品の売場をオープンしたが、顧客層を分析してみると、高所得のシングル男性が大部分だった」とし「30万〜40万ウォン台の高価の人工知能おもちゃ、ロボットなどが引き続き売れている」と話した。

これに対して国民大学・言論情報学部のイ・セジン教授は「独立的な経済力を持ったシングルが消費トレンドを導く消費者のパワーグループとして定着している」と分析した。



fineday@donga.com nuk@donga.com