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金槿泰氏が「出馬断念・離党」を宣言、揺れる非ハンナラ陣営の大統領選構図

金槿泰氏が「出馬断念・離党」を宣言、揺れる非ハンナラ陣営の大統領選構図

Posted June. 13, 2007 03:03,   

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ハンナラ党が大統領候補を選ぶための本格的な予備選挙レースに突入した中、非ハンナラ陣営の大統領選挙構図も大きく揺れ動き始めた。ヨルリン・ウリ党の金槿泰(キム・グンテ)前議長が12日、大統領選への出馬断念を電撃宣言したいっぽうで、韓明淑(ハン・ミョンスク)、李海瓚(イ・ヘチャン)元首相は18と19日、それぞれ大統領選への出馬を宣言するため、準備を進めているもようだ。

ウリ党の指導部が統合推進の全権を任された時限の14日以後、鄭大哲(チョン・テチョル)顧問グループと京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)、忠青道(チュンチョンド)出身の議員30〜40人が集団離党を予告するなど、ウリ党は事実上、解体の手順を踏むことになった。

金前議長は同日、国会で記者会見を開き、「大統領候補になるための全ての努力を中断し、平和改革勢力の大統合を実現するために全身を投じる」と述べた。金氏は「今、この瞬間からウリ党の党籍を捨て、大統合の広場を作るために、原野を駆ける」と離党の考えを明らかにしたうえで、韓前首相、鄭東泳(チョン・ドンヨン)元議長、民生政治の会の千正培(チョン・チョンベ)議員、ウリ党の金爀珪(キム・ヒョクキュ)議員、李元首相、孫鶴圭(ソン・ハクギュ)前京畿知事、文国現(ムン・グクヒョン)ユハンキムバリー社長ら、非ハンナラ陣営の潜在的大統領候補らを一々取り上げ、さっそくオープンプライマリー(国民予備選挙制)に参加するよう呼びかけた。

鄭元議長と共にウリ党の2大派閥をリードしてきた金氏の電撃的な出馬断念と離党宣言は、ウリ党の解体に拍車をかける一方、非ハンナラ陣営の大統合の流れにも影響するものと見られる。

鄭元議長は同日、記者団に対し「大統合が実現しなければ、大統領選挙に出馬する意味があるだろうか」と述べ、14日以後、離党の考えを重ねて明らかにした。

このようにウリ党が解体の局面に入る中で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に近い親盧陣営の李元首相は、早ければ19日ごろ、大統領選出馬を公式宣言する予定だ。

李元首相に近いある議員は12日、記者らと会い、「李元首相が決心を固めて、来週中に出馬の方針を公式に明らかにすることにした。現在、考えを整理しながら出馬宣言に必要な作業を進めている」と話した。

李元首相のある側近は、「19日ごろ、大統領選出馬を宣言するつもりだ」と明らかにした。そのうえで、「李元首相は参加型政権とウリ党を全て否定しながら、党を解体したり、一部の親盧議員を残したまま大統合新党を立ち上げることには同意しないという態度だ」と話した。

韓前首相は大統領選出馬の理由として、「今の時代精神は国民の力を集めることだ。このため、疎通と和合のリーダーシップが求められる」と述べた。

一方、親盧傾向の強い金爀珪議員は、今月末か遅くとも来月初め、汎ハンナラ陣営の大統領選挙候補を選ぶ予備選挙に出馬することを宣言する予定だ。



yongari@donga.com