最大政党ハンナラ党の大統領選候補の李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長をめぐる検証攻防が、大統領府とハンナラ党、李前市長陣営間の法廷闘争に広がっている。
大統領府は15日、李前市長陣営のスポークスマンである朴亨逷(パク・ヒョンジュン)、陳寿姫(チン・スヒ)議員が、李前市長関連疑惑の提起に対して「大統領府の指示によって国家機関が総動員された政権レベルの政治工作だ」と主張したのに対し、両議員を名誉毀損でソウル中央地検に告訴した。
千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は、「朴、陳議員は、悪意的に虚偽の内容を指摘し、告訴人の名誉を深刻に毀損し、正常な国政運営に大きな支障を与えた」と主張した。
李前市長サイドも告訴で対応するなど法的措置を検討中だ。朴亨逷スポークスマンは、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領主導の下、失政の主役たちが勢揃いした」とし、「演出・大統領、主演・李海瓚(イ・へチャン)、張永達(チャン・ヨンダル)、助演・朴映宣(パク・ヨンソン)、宋永吉(ソン・ヨンギル)の02年に上映された映画『楽しい政治工作』の続編が上映されている」と批判した。
ハンナラ党は、マスコミとのインタビューで、「ウリ党が選択した候補を支持する」と言った盧大統領を、早ければ18日にも、選挙法違反の疑いで中央選挙管理委員会か検察に再び告発する方針だ。また、李前市長の夫人の偽装転入疑惑を提起したウリ党の金爀珪(キム・ヒョッキュ)議員と「李明博、朴槿恵(パク・クンヘ)候補を倒す重要資料を持っている」と明らかにしたウリ党の張永達院内代表も検察に告発する考えだ。
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