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新人の金寅敬選手が、延長の末に2位 ウェグマンズLPGA

新人の金寅敬選手が、延長の末に2位 ウェグマンズLPGA

Posted June. 26, 2007 03:17,   

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「今日は私のための日ではなかったようだ」。ゴルフは手袋を脱ぐまで分からないという。金寅敬(キム・インギョン、19)選手はナ終日の16番ホールまで3打差の単独首位をキープして、夢にも望んでいた米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーの初優勝が目の前まで来ているかのように見えた。その時点の2位がたとえ、世界ランキング1位のロレーナ・オチョア(メキシコ)選手だったとはいえ…。

17番ホール(パー5)では、4メートルのバーディーチャンスにまで恵まれた。しかし、ここから事がくるいはじめた。オチョアのイーグルパットはカップの中に落ちた反面、金寅敬はバーディーを逃がしてしまった。いつの間にかオチョアとは1打差。

18番ホール(パー4)で金寅敬は112ヤードを残して、普段より一クラブ長い8番アイアンで打ったセカンドショットがグリーンを外れたが、3番目のショットをカップの1.5メートルのところに付けた。オチョアがパーでホールアウトしたため、金寅敬はパーセーブさえすれば、優勝を手にしたはずだった。

しかし、球を整列し直して打った下り坂でのパットはカップの右側を回って出て、オチョアとタイ・スコアーになった。あっという間に優勝の機会を逃がした金寅敬と、劇的に生き返ったオチョア。反転したムードの中で迎えた延長戦の結果は、当たり前な事だった。

25日、米ローカストヒルCC(パー72)で閉幕した「ウェグマンズLPGA」。新人の金寅敬は、最終4ラウンドでイーブンパー72打を記録して、1打を落としたオチョアと合計8アンダー、280打で首位タイになった後、延長2番目のホールで負けて準優勝に止まった。

LPGAツアーで生涯最高の成績を上げた金寅敬は、「最善を尽くしたが、ちょっと物足りなかった。確実に勝ちたくて欲張ったが、良い経験をしただけにこれからは同じミスを繰り返さない」と話した。

金寅敬は延長1番目のホールでパーを記録してオチョアと並んだ後、2番目の延長(10番ホール)で3オン後4.5メートルのパーパットに失敗し、同じく3番目のショットをカップの60センチのところに送ってパーをしたオチョアに、優勝カップを譲った。

その間、延長戦戦績4戦全敗と延長戦に弱かったオチョアは初めて延長での勝利を収めて、シーズン3勝目を記録した。優勝賞金は27万ドル。

金美賢(キム・ミヒョン、KTF)は18番ホールでボギーを叩いて、首位グループに1打オーバーの3位(7アンダー、281)で大会を終えた。



kjs0123@donga.com