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「国の意思決定構造が成熟してこそ、新しい跳躍も可能」

「国の意思決定構造が成熟してこそ、新しい跳躍も可能」

Posted June. 30, 2007 04:14,   

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金ジョンソク韓国経済研究院長は29日、「韓国経済が再跳躍するためには、難しい決定を自ら下すことができる成熟した国家意思決定構造を持たなければならない」と言った。

金院長は同日、ソウル市中区太平路(チュング・テピョンノ)ソウル・プラザホテルにおいて韓国機械産業振興会主催で開かれた機械産業経営者朝食会フォーラムの「韓国経済の現況と課題」というテーマの講演で、「韓国経済の症状も病名も処方も分かっているが、国レベルで決断を下せないでいる状況だ」と言った。

これとともに、「法治主義を確立し、正直と誠実が補償を受ける社会風土を造成しなければならない」と付け加えた。

金院長は今後、韓国経済は回復傾向をみせるとみられるが、中国と米国経済の鈍化、ウォン高の持続、税金と家計負債の負担などで、その速度は緩い水準にとどまるものと展望した。

これによって景気回復基調が長期化するようにする一方、経済の柔軟性を高め、成長潜在力を回復させ、韓国経済が衝撃を吸収できる能力を育てるのが今後の課題だと言った。

金委員長は、「閉鎖的社会では成長は期待できない。成長潜在力を高めるためには、市場の柔軟性を図り、開放と競争を追求しなければならない」と強調した。

中国と日本経済の間に挟まった「サンドイッチ危機論」と関連し、「歴史的、地理的、経済学的にサンドイッチでなかった時があったか」と聞き、「韓国企業にリスクになり得るから、果敢な構造調整と先端・高付加価値化を通じて取り組まなければならない」と力説した。



higgledy@donga.com