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来年の総選挙の地固め?

Posted July. 02, 2007 03:02,   

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親盧(親盧武鉉)陣営の「潜竜」柳時敏(ユ・シミン)議員は30日、自分のホームページに、「政権党の国会議員で、参加型政府の長官を務めた者として、(大統領選に)出馬することが、政党の発展と政治の発展ひいては国家の発展に役立つと判断すれば、出馬もありうる」と明らかにした。柳議員は、「今は『(出馬)するかしないか』判断を下すのに適切な状況ではなく、時間をかけて考える」と述べた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の親衛組職・参加型政府評価フォーラム(参評フォーラム)の代表・李炳浣(イ・ビョンワン)前大統領秘書室長の出馬説も流れている。複数の反ハンナラ陣営議員は最近、「李代表が一部宗教界の元老に会って出馬の意思を明らかにし、助けを要請したようだ」と話した。しかし、参評フォーラム関係者は1日、電話インタビューで、「李代表の出馬説は初耳であり、組職内ですら話し合われたことはない」と語った。反ハンナラ陣営で親盧性向の大統領選候補が相次いで出馬の隊列に合流し、その背景に関心が集まっている。1日現在、李海瓚(イ・へチャン)元首相、韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相、金元雄(キム・ウォヌン)、金爀珪(キム・ヒョッキュ)、辛基南(シン・ギナム)議員、金斗官(キム・ドゥグァン)元行政自治部長官、金秉準(キム・ビョンジュン)元大統領政策室長らが出馬を宣言するか、出馬の意思を明らかにしている。まず、「反ハンナラ陣営の大統合が実現しない場合を仮定して来年の総選挙に備えるための戦略だ」という分析がある。総選挙で親盧陣営の勢力を維持するため、あるいは総選挙に出馬する親盧議員が大統領選候補の党内選挙で名前を売るために出ているのではないかということだ。政治コンサルティング会社「MIN企画」の朴ソンミン代表は、「民主党と中道改革統合新党が合併するなど、反ハンナラ陣営の大統合が難しくなる状況で、来年の総選挙を『親盧中心』で実施するためには、数人の親盧候補が競争するのが役立つと判断することも可能だ」と話した。ヨルリン・ウリ党を離党したある議員は、現在、親盧候補の中で世論調査の支持率1位を走る李元首相の出馬背景をこれと関連づけた。同議員は、「当初4月末までは、私的な席で『出馬するつもりはない』と言っていた李元首相が、後になって出馬を決心したのは、大統領選挙を経て勢力を失うことを憂慮した親盧陣営の一部議員が、『十字架』を背負うことを要請したためだ」と話した。特定候補に偏る現象がひどくなく、「盧心のゆくえ」が五里霧中という点も、「親盧候補豊年」の背景に挙げられる。慶熙(キョンヒ)大学の金玟甸(キム・ミンジョン)教授(政治学)は、「親盧陣営だけでなく、反ハンナラ陣営においても、ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クンヘ)候補のように抜け出る候補がおらず、似たり寄ったりの状況で候補が乱立している」としつつ、「注目される候補数人に整理されれば、盧大統領も力を与えることができるだろう」と分析した。最近、金斗官元長官が親盧陣営のトップ候補である李元首相を激しく攻撃し、「盧心」のゆくえと関連して金爀珪(キム・ヒョクキュ)議員が「(李元首相側の)自家発電の兆候がある」と牽制に乗り出したことも、このような次元で分析される。



surono@donga.com