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北朝鮮、「重油提供に合わせて核施設の停止・封印に着手」

北朝鮮、「重油提供に合わせて核施設の停止・封印に着手」

Posted July. 02, 2007 03:02,   

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北朝鮮は、核施設の稼動停止・封印の見返りとして受け取る重油5万トンを韓国が提供する時期に合わせて、稼動停止の措置に入る考えだ。

北朝鮮は先月30日、開城(ケソン)で韓国外交通商部と統一部の当局者に会い、「重油の引き渡し・引き取り手続き」に合意し、「『行動対行動』の原則に則って、重油を受け取る時期に合わせて核施設の稼動停止・封印の手続きに入る」という意思を明らかにしたという。

韓国と北朝鮮は同日、合意後2週間以内(7月14日まで)に重油を積んだ最初の輸送船を出航させ、出航後20日以内に重油5万トンの出航を完了する計画だ。3万5000トンは、咸鏡北道(ハムギョンプクト)の先峰港(ソンボンハン)に、1万5000トンは羅津港(ナジンハン)に輸送される。

このため北朝鮮は、重油を積んだ最初の輸送船が出航するか先峰港または羅津港に入港する時点の7月中旬に、核施設の停止・封印の措置を開始するものと予想される。

停止・封印を検証する国際原子力機関(IAEA)の監視検証団は、この時期に訪朝する可能性が高い。これに先立ちIAEAは、今月9日に特別理事会を開き、監視検証団の訪朝活動時期や範囲など、具体的な内容を決定する。

5日間フ訪朝日程を終え、先月30日に北京に到着したハイノネンIAEA事務次長は、記者団に対して、「北朝鮮と核施設の停止・封印および検証方式で合意した。(北朝鮮側と)満足のいく合意に至った」と述べた。

ハイノネン事務次長は今回、平安北道寧辺(ピョンアンプクト・ヨンビョン)と泰川(テチョン)地域を視察し、停止・封印の対象である△5000キロワット黒鉛減速炉、△放射化学実験施設(プルトニウム再処理施設)、△核燃料棒製造施設、△建設中の5万キロワット黒鉛減速炉(以上寧辺所在)、△建設中の20万キロワット黒鉛減速炉(泰川所在)の5施設を訪れた。

ハイノネン事務次長は、IAEA監視検証団の北朝鮮常駐の可能性について、「肯定的(positive)な印象だ」と明らかにした。

いっぽう、中国の楊潔篪外交部長は、2日から4日まで訪朝し、北朝鮮側と6者協議の再開および6者協議外相会談の開催日程を議論する予定だ。北京の一部では、楊部長が金正日(キム・ジョンイル)総書記と会って、韓国と北朝鮮、米国、中国の4ヵ国の首脳が会談を開く案を話し合う可能性も提起されている。



gun43@donga.com orionha@donga.com