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タリバン司令官「解放条件の変更もあり得る」

タリバン司令官「解放条件の変更もあり得る」

Posted August. 04, 2007 03:39,   

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アフガニスタンの反政府勢力タリバンに捕らわれている韓国人人質21人の解放に向けた韓国政府とタリバンの交渉が緊迫しているとされる中、交渉場所の選定と要求条件をめぐり、依然として意見の相違を見せているという。

ミラズディン・ファタン・カズニ州知事は3日、AP通信に、韓国側が多国籍軍管轄の地方再建チーム(PRT)の事務所を交渉場所に提示したが、タリバン側は自分たちが掌握している地域で交渉を行うことを要求したと伝えた。

AFP通信は、韓国政府代表とタリバンの直接交渉が早ければ3日(現地時間)遅くに開かれると予想した。直接交渉に先立って、電話による交渉はすでに始まっていると外信は伝えた。読売新聞は3日付で、「電話での直接交渉が始まった」と報じた。

タリバンのアフマディ報道官は、DPA通信に「タリバンが2日、姜声柱(カン・ソンジュ)駐アフガン韓国大使と初めて電話で話し合った」と明らかにした。そして、AFP通信には「韓国政府が韓国人人質と収監中のメンバーの交換を米国側に要請したという事実を我々に伝えた」と述べた。

またアフマディ報道官は、健康が悪化した女性人質2人をまず収監中のメンバー2人と交換する用意があると話したと、連合ニュースが報じた。しかし、ムニル・マンガル・アフガン内務次官は「1人もアフガン法に反する交換はしない」と述べたと、連合ニュースは付け加えた。

カズニ州タリバン司令官のムラ・サビルは、東亜(トンア)日報の現地通信員との電話インタビューで「収監中のメンバーとの交換条件には変わりはないが、『いくつかの条件』が変更する可能性がある」と述べたと、現地通信員が伝えた。しかし、変更可能な条件の内容については、説明しなかったと付け加えた。

千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は3日、定例会見で、韓国とアフガン政府が「偽のタリバン」と接触して、人質の身代金を支払ったという米時事週刊誌ニューズウィークの報道に対し、「事実ではない」と否定した。

千報道官は、白鍾天(ぺク・チョンチョン)大統領統一外交安保政策室長がパキスタンを訪問し、アフガン駐留韓国軍の早期撤収の意思を明らかにしたというAFP通信の報道について、「年内に撤収するという当初の計画に変わりはない。白室長の言及を相手が誤って、あるいは主観的に解釈したのではないかと思われる」と述べた。

いっぽう、米国務省のバーンズ次官は2日、ワシントンを訪れた韓国5党の代表たちに会った席で、「人質の安全確保のためにあらゆる可能な努力をする」と約束したと、金炯旿(キム・ヒョンオ)ハンナラ党代表が伝えた。



gold@donga.com jin0619@donga.com