政府では28〜30日にかけて平壌(ピョンヤン)で開かれる南北首脳会談の議題に、北朝鮮との油田共同開発事業を入れる方向で検討しているもようだ。
15日、政府高官によると、政府では西海岸の南浦(ナンポ)沖合いの西韓湾(ソハンマン)などで、北朝鮮と共同で油田を開発する計画を南北首脳会談で議論するため、北朝鮮側と協議する方策を検討している。
同高官は、「北朝鮮は長い間、油田開発に大きな意欲を示してきたが、今は装備が老朽化しているうえ資金も足りなく、放置している状態だ」とし、「南北が共同油田開発事業を実施し、成功すれば、南北ともに役立つだろう」と明らかにした。
また同氏は、「油田開発の候補地として、西韓湾と東海岸の元山(ウォンサン)沖合いの東韓湾(トンハンマン)、平壌周辺の(アンジュ)盆地などの数箇所がある」とし、「とりわけ、西韓湾海域は中国が大量の原油を発見した天津市沖合いの渤海湾の大陸棚が続いているところで、原油埋蔵の可能性が高いところだという評価を受けている」と説明した。
また別の政府当局者は、「南北間の油田共同開発が実施されれば、韓国石油公社や大韓鉱業振興公社、各民間企業が事業に参入するだろう」と付け加えた。
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