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KBO「審判葛藤」の後遺症、いまだ進行形

KBO「審判葛藤」の後遺症、いまだ進行形

Posted August. 18, 2007 03:03,   

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「先輩らの機嫌取りに息がつまるほどです」

匿名を求めたあるプロ野球審判は、最近の状況をこのように伝えた。試合に出る球審1人と累審3人、待機審判1人が試合前後には全く言葉を交わさないほど、殺伐とした雰囲気だという話だった。

16日、蚕室(チャムシル)野球場で会った審判は、同じ組の5人の中で2人だけが一緒にご飯を食べに行った。ある審判は、「表向きでは別に問題がないように過ごしている。しかし、シーズンが終わると、(審判問題を)話し合うのが筋ではないか」と話した。

先月19日、プロ野球26年史上初めて審判による試合のボイコットが1日天下で終わって1ヵ月が経っているが、後遺症は続いている。

韓国野球委員会(KBO)は先月20日、問題を起こしたホ・ウン前審判と金ホイン前審判委員長を契約解除した。試合ボイコットを宣言した審判25人は、1日ぶりに競技場に復帰した。しかし、復帰した審判と残っていた審判同士の不信の壁は依然として高い。

現在1軍試合に出る審判は20人。この中でチョ・ジョンギュ次長とA、B、C、D班の班長、平審判4人は金前審判委員長に、残りの平審判11人はホ前審判に従うという。

ファン・ソクチュン審判委員長職務代行は、「審判らが何とかよりを戻すために努力しているが、和解するまでには時間がかかりそうだ」と話した。

1983年から2002年に退職するまで1849試合に出場した「ベテラン」の朴チャンファン前審判は、「後輩らが試合をボイコットしようとしたのは明らかな間違いだ」としながらも、「KBOも審判たちの結束を図れなかった責任が大きい」と指摘した。

李サンイルKBO運営本部長は、「審判の内部葛藤は影響力のある審判班長についてゆく慣行から始まった」とし、「今シーズンが終わった後、KBOと1、2軍の審判が話し合い、公正に恩恵を受けられる制度を作りたい」と話した。

葛藤が深まるばかりの審判間の問題をKBOがどのように解決するか見守りたい。



beetlez@donga.com