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警察庁の市民監査委員会、ファン・ウンハ警視長の解職に反対

警察庁の市民監査委員会、ファン・ウンハ警視長の解職に反対

Posted August. 28, 2007 03:15,   

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ハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長による報復暴行事件の隠蔽疑惑と関連して、李宅淳(イ・テクスン)警察庁長の退陣を主張したファン・ウンハ(44、警察総合学校総務課長)警視長に対し、警察庁は当初解職を検討していたが、警察庁の市民監査委員会の反対で、懲戒レベルを下げたことがわかった。

警察庁市民監査委員会のミョンジン(僧侶、曹渓宗奉恩寺主職)委員は27日、「市民監査委員会委員長の咸世雄(ハム・セウン)神父が『17日、市民監査委員会に参加した警察庁の監視官は、最初はファン警視長の解職を主張した。我々の委員が懲戒レベルを下げた』と話した」と述べた。ミョンジン氏は、「25日、新聞を読んで、ファン警視長の懲戒方針を知り、咸神父に事情を聞いたら、このように言った」と述べた。

これに先立ち、ミョンジン氏は5月末、ハンファ事件について、李庁長の懲戒を要求し、警察庁に市民監査委員会の召集を求めたものの、拒否されて辞表を提出したが、受理されなかった。氏は、「李庁長はハンファの金会長事件直後、ハンファの柳時旺(ユ・シワン)顧問とゴルフをしていながら、やっていないと嘘をつき、電話をしておきながら、していないと嘘をついた。泥棒が盗みに入って捕まったのに、『俺は家に入っただけで、盗んでいない』と言っているのと変わらないじゃないか」と言い、懲戒要求の理由を説明した。

市民監査委員会は警察の観察業務の透明性を高めるという趣旨で、05年6月に設置された。警察庁は当時、「警察の不正や汚職の疑惑があった時、委員会で意見を述べたり措置を勧告したりした事項について、警察庁長が最大限尊重して政策に反映する」と強調していた。

一方、ファン警視長に対する懲戒が決定される警察庁の懲戒委員会を控え、警察大学の同門を含む警察内部で反発が強まっている。

元・現職の下位職警察官のグループである大韓民国ムグンファクラブは同日、ソウル西大門区錧芹洞(ソデムング・ミグンドン)の警察庁前で記者会見を開き、「一部の元・現職の警察首脳部の誤りを指摘して、忠言を行った幹部に報復懲戒を行うというのは、部下の口を封じるということ」だとし、懲戒方針の撤回を促した。

元警察幹部のハン・ギョンヒ(52)氏は同日、「警察庁長がファン警視長を不当に懲戒しようとしているのは、部下の人権を侵害する行為だ」とし、国家人権委員会に陳情書を提出した。

警察庁内部の電子掲示板にも同日、実名で李庁長を批判する書き込みが絶えなかった。ある警察官は、「ファン警視長は我々が言いたいことを代わりに言ってくれた」と書き、「警察庁長は(ハンファ事件について)自己を省みろ」とし、不当な懲戒であることを指摘する書き込みもあった。

警察関係者は、「警視長クラス以上の幹部も実名を明らかにして、ファン警視長に対する懲戒の問題点を指摘している」とし、「度の過ぎた批判の書き込みがあれば、選んで削除しているが、書き込む人が多すぎて、全部削除するのは難しい状況だ」と述べた。

警察大学の総同門会は29日、警察庁で開かれた懲戒委員会終了直後、庁舎近くに集まり、ファン警視長問題について話し合う予定だ。ファン警視長は警察大学の1期卒業生だ。

警察大学総同門会関係者は、「我々はファン警視長を守ろうとしているわけではなく、彼に象徴される警察組織の未来を守ろうとしているのだ」と話す。

また、下位職の警察官が中心となっているウェブサイト「ポルネティアン」会員らも29日を「ファン・ウンハ・デー」と決め、同日夜、警察庁付近に集まって声明書を発表するなど、集団行動を模索する計画だ。



surono@donga.com yyc11@donga.com