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現代車労使、10年ぶりの無争議妥結はなるか

現代車労使、10年ぶりの無争議妥結はなるか

Posted September. 03, 2007 03:02,   

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金属労組現代(ヒョンデ)自動車支部(支部長李サンウク)が、予定していた4日のストをしばらく留保し、現代車と交渉を続けることにした。

これによって、今年、現代車の賃金・団体交渉が紛糾なしで妥結される可能性が高くなった。

現代車労組が交渉中にストをしないのは、10年前の1997年が最後だった。

労組のスト留保は、高まる批判世論を意識したからであるとみられる。

現代車労使は3日午後2時、蔚山(ウルサン)工場で第11次本交渉を再開することにした。

先月24日、同社労組が、「交渉決裂」を宣言した以後、10日ぶりに開かれる交渉だ。

これに先たち、労組は1日午前、労組執行部など30人あまりが出席した中央争議対策委員会で4、5日の二日間、ストライキを留保し、3日の本交渉に積極的に取り組むことにした。労組は先月31日に開かれた組合員賛否投票で、投票者の68.89%(全体組合員対比62.9%)の賛成を得、争議行為突入を可決したことがある。

したがって、労動委員会の調整期間が終わった4日から、「合法的に」ストに入ることができるが、労組は1日、激論のすえ、4、5日、ストを留保することに決めた。

チャン・ギュホ現代車労組公報部長は、「これは、誠実な交渉を通じて、無争議での交渉妥結を望む国民と組合員の望みに背かないための意志の表現」と言った。

これによって、労使実務交渉チームは2日午後から会い、折衷案を模索した。

労使は、賃金と成果給追加引上げなどで相当部分意見の差を狭めたという。

だが、△国内工場生産物量が足りない場合、海外工場物量を国内に搬入すること△新車種開発時に労使が合議することなど労組側の一部要求案に対しては合意点を見つけないでいる。

現代車内部では、会社が激励金名目の一時金を追加支給し、労組の定年延長案を一部受け入れる線で、3、4日ごろ、合意に達するだろうという観測も出る。

一方、現代車組合員たちの無争議スト要求は続いた。ある組合員は、労組内の現場組職である「民主労動者闘争委員会」ホームページの自由掲示板に、「労使が忍耐心を持って交渉を続け、今年だけは無争議で交渉を妥結しよう」と訴えた。



raks@donga.com bae2150@donga.com