鄭允在(チョン・ユンジェ)元大統領秘書官(43)と釜山(ブサン)の建設業者、金サンジン被告(41)の癒着疑惑を捜査中の検察は3日、「今回の捜査の焦点は、釜山蓮堤区蓮山洞(ヨンジェグ・ヨンサンドン)の開発過程で問題となった金被告関連の疑惑だ」との認識を明らかにした。
検察高官は同日、「捜査チームの拡大を積極的に検討している」と明らかにしており、最高検察では口座の追跡チームを釜山地検に派遣した。
蓮山洞開発事業とは、金被告が実績の振るわないI社を前面に出して、蓮山8洞の8万7054平方メートルの敷地にマンション1440戸を建設する、総工事費2500億ウォン規模の施工事業を受注したもので、施工過程に対する疑惑が持ち上がっている。
検察では、蓮山洞再開発事業の過程で金被告が横領した約440億ウォンのうち、使途が明らかになっていない150億ウォンの使途を確認する一方、蓮山洞再開発事業プロジェクト・ファイナンス(PF)の資金2650億ウォンのうち、横領疑惑が持ち上がった700億ウォンの流れについても調べる方針だ。
検察では、金被告所有の借名口座5、6件の追跡により、金被告者が横領した金額の規模や使途を追っている。
検察ではまた、金被告の実兄(44)などの関係者4、5人に対して出国を禁止した。
検察では同日拘束起訴された前釜山地方国税庁長の鄭祥坤(チョン・サンゴン)被告を呼んで、鄭被告が昨年8月、金被告から受け取った1億ウォンの使途を追及した。
一方、金被告は先月30日、職員チン氏の裁判に証人として採択されたが、出席せず、行方をくらました状態だ。訴訟代理人の李弁護士は、「先週、マスコミに報じられて以来、連絡が途絶えている」と話す。
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