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新党の予備選挙、存亡の危機

Posted October. 08, 2007 08:05,   

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大統合民主新党の大統領候補選び選挙が、運動の選挙違反と警察の捜査をめぐる候補間の対立が激化し、14日の「合同選挙」延期の主張まで提起されるなど大混乱に陥っている。ソウル地方警察庁は6日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を含む数百人の名義が盗用され、選挙人団に登録された経緯を把握するために、鄭東泳(チョン・ドンヨン)元ヨルリン・ウリ党議長側の選挙事務所に対する家宅捜索を試みたが、鄭候補陣営の反発で失敗した。

▲候補間攻防と選挙日程のズレ〓李海瓚(イ・へチャン)元首相陣営は、警察捜査が終わるまで選挙を延期すべきだと主張したが、党指導部は予定通り選挙を行なうと発表した。

警察の捜査について、鄭候補陣営の選挙対策委員会共同本部長を務める李康來(イ・ガンレ)、朴明光(パク・ミョングァン)、文学振(ムン・ハクジン)議員らは7日、国会で記者会見を開き、「李元首相を支持する親盧武鉉(ノ・ムヒョン)勢力による公権力を動員した鄭東泳候補潰し」だと主張した。

鄭候補陣営のスポークスマンである金賢美(キム・ヒョンミ)議員は「捜査当局の総責任者は李元首相の在職中に任命された方で、私的に特別な関係にあることに着目している」と話した。李元首相が龍山(ヨンサン)高校の後輩である李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官を通じ捜査に影響力を行使した可能性が高いというのが鄭候補陣営の見方だ。

これに対し、李候補陣営のスポークスマンである金炯柱(キム・ヒョンジュ)議員は「事実無根で鄭元議長側が世論をミスリードし、不法行為に対する責任を避けようとしている」と巻き返した。

李候補陣営事務所では、鄭候補陣営の阻止で警察の家宅捜索が失敗したことを問題視し、8日の大邱(テグ)合同演説会を中止し、14日の「合同選挙」も延期すべきだという主張が出ている。

孫鶴圭(ソン・ハッギュ)前京畿道(キョンギド)知事陣営の田炳憲(チョン・ビョンホン)議員は、鄭候補陣営を指して「特定候補陣営が予備選挙の世論操作をした疑惑がある。選挙人団のうち、異なる携帯電話番号の重なる規模が8万4000人余りに達することが確認された」と主張した。

しかし鄭候補陣営は、李元首相と孫前知事側がそれぞれ車義煥(チャ・ウィファン)大統領革新首席秘書官と李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官の名義を盗用し、選挙人団に登録したとし、警察の捜査を促した。

大統合民主新党の選挙管理を代行している中央選管関係者は、「多くの選挙人団を党側が別途管理する予定の14日の『合同選挙』と『モバイル投票』の時、重複投票の可能性は排除しにくい」と話した。