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金貞培元高麗大総長ら7人が受賞 第21回仁村賞授賞式

金貞培元高麗大総長ら7人が受賞 第21回仁村賞授賞式

Posted October. 12, 2007 06:48,   

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財団法人仁村記念会(玄勝鍾理事長)と東亜(トンア)日報社が制定・運営する第21回仁村賞授賞式が11日午後、ソウル鍾路区世宗路(カンナムグ・セジョンノ)東亜メディアセンター21階の講堂で開かれた。

玄理事長は、△金貞培(キム・ジョンベ)元高麗(コリョ)大学総長(教育部門)、△南時旭(ナム・シウク)世宗大学碩座𨥉授(言論出版)、△許東秀(ホ・ドンス)GSカルテックス会長(産業技術)、△姜錫重(カン・ソクジュン)韓国科学技術院教授(自然科学)、△高範瑞(コ・ボムソ)元翰林(ハンリム)大学翰林科学院碩座𨥉授(人文・社会・文学)、△蔣舜明(チャン・スンミョン)密陽嶺南(ミルヤン・ヨンナム)病院外科課長(公共奉仕)、△金容駿(キム・ヨンジュン)高麗大学名誉教授(特別部門)の7人に賞牌や記念メダル、それに賞金5000万ウォンがそれぞれ授与された。

仁村賞とは、日本の植民地時代に東亜日報を創刊し、京城(キョンソン)紡績や高麗大学を設立した民族指導者「仁村・金性洙(キム・ソンス)」先生の意思を継承するために制定されたものだ。今年は、仁村先生誕生116回目となる年だ。

玄理事長は、「仁村先生は、日本の植民地時代、民族自強運動を実践に移した文化民族主義者だったし、植民地時代から独立してからは建国や民主主義の発展に尽力した」とした上で、「先生の精神を受け継ぐための仁村賞受賞者たちは、節制や広域を身を持って実践された方々だ」と語った。

金貞培元総長は授賞の挨拶で、「現在の閉鎖的な教育政策から抜け出し、善意の競争を先導できる教育環境を作るべきだ」とした上で、「教育分野で、言葉より行動を掲げた仁村先生の實事求是(実用主義)の精神を現場で実現したい」と述べた。

南時旭・世宗大学碩座𨥉授は、「40年間の記者生活の支えとなったのは、常に公益を優先せよという仁村先生の公先私後の教えだった」とした上で、「最近、違憲的な立法で、言論の自由を侵害し、記者室を閉鎖して政府や権力への監視機能を弱化させようとする現政府の試みを阻止するのに全力を傾けるつもりだ」と話した。

許東秀会長は、「GSカルテックスは40年あまりで、民間としては初めて精油工場を設立してから、1日72万バレルの原油を処理する世界的な会社となった」とした上で、「子孫たちのためのクリーンエネルギー開発や生産のため、黙々と歩んでいくつもりだ」と語った。

姜錫重教授は、「1980年に教授となった後、焼結(微細な金属やセラミック粉に熱を加えれば粒子が多くなり、硬くなる現象)の原理を探求し、これを製品生産に応用する技術を研究してきた」とした上で、「成した成果に比べて、分にあまる賞をもらったが、今後さらに努力して産業発展に寄与したい」と話した。

高範瑞元教授は、「学問とは、真理発見への純粋な自我陶酔的な情熱からスタートするものだが、民族的な崇拝を受ける仁村の名前で賞をいただき、この上なく嬉しい」とした上で、「仁村が今後とも、学問をする人々の情熱を導きだす役割を果たしてくれることを期待する」と述べた。

蔣舜明課長は、「厳しい時代、国や経済、教育など、国の礎の立てた仁村先生の意思に反しないような人生を生きていきたい」とした上で、「今後とも苦しむ人たちのために、いつでも再び、奉仕への旅立ちに出ることを誓う」と述べた。

金容駿教授は、「20年前、第1回仁村賞の審査委員を務め、病気で横になっていた咸錫憲(ハム・ソクホン)先生を訪ね、言論出版部門の受賞者になってくれるのを頼んだことが記憶に新しい」とした上で、「一生を師匠として仕えてきた方が受けた賞を、私が受けることとなり、感無量だ」と話した。

同日の行事には、各界の人士や仁村先生のひ孫の金載昊(キム・ジェホ)東亜日報副社長を始め、子孫など300人余りが出席した。



suhchoi@donga.com