千年の古都、慶州(キョンジュ)の秋がマラソンに染まった。
21日、慶州市民運動場を出発して市内を回るコース(フル・コース、ハーフ・コース、10キロ)で行われた東亜(トンア)日報07慶州国際マラソン大会(慶尚北道、慶州市、大韓陸上競技連盟、東亜日報社共同主催)。
1997年以降、10年ぶりに国際大会として開かれた同大会で、ケニア、エチオピア、タンザニア、日本、中国など7カ国の男子選手と韓国のエリート選手100人あまりが、1万793人のマスターズ・マラソンランナーたちとともに古都新羅(シンラ)の秋を走った。
慶州では1993年、東亜マラソン大会が初めて開かれた後、1994年から1997年までは国際大会として行われたが、経済的危機に瀕してからは国内大会に戻っていた。東亜マラソンが00年、ソウル国際マラソンに変わった後にも、慶州マラソンはそのまま残り、秋期のマスターズ・フェスティバルとして位置づけられた。今年からは、沈滞ぎみの韓国マラソンを生かすため、国内外のエリート選手たちが走る国際大会として復活することになった。
同日のレースでは、慶州国際マラソンが、3月のソウル国際マラソンとともに、春と秋を両分する韓国最高の大会になる可能性を確認した。ケニア選手たちが互いにけん制しすぎたため、優勝記録は2時間9分台にとどまったが、秋晴れの天候に平坦なコースは記録短縮の場となりうる可能性を示した。
男子1位は2時間9分44秒を記録したエドウィン・コメン(25)、2位は2時間9分45秒のチャールズ・キビワト(33)、3位は2時間9分56秒のウィルソン・キゲン(27)などケニア選手が5位までを席巻した。女子ではユン・ソンスク(35・江原道庁)が2時間35分53秒で、3年ぶりに自分の最高記録を出して優勝した。男子国内1位のシン・ジョンフン(25・亀尾市役所)も2時間18分0秒で、自分の最高記録を1分13秒更新した。