巨人の李承鎏(31、写真)のチーム内でも立地が急激に弱くなっている。産経スポーツなど日本のスポーツ専門紙は23日、巨人が中日で自由契約選手(FA)の資格を得る福留幸介のスカウト戦に乗り出す見込みだと報道した。前日、ヤクルトの巨砲助っ人のアレックス・ラミレス選手に続いた2番目のスカウト説。
これは渡辺恒雄・球団会長の戦力補強発言に続いたもの。李承鎏の最近の不振とも関係のある問題だ。李承鎏は中日とのセ・リーグ・チャンピオン戦で、無打点、無ホームランと振るわなかった。巨人はまともに力を発揮できないまま、3連敗で崩れた。このため、チームの4番打者の李承鎏の代替カードが取り上げられているのだ。
渡辺会長は前日、日本マスコミとのインタビューでチームの助っ人をひっくるめて非難した。同氏は、「ウォーレン・クロマティ、タフィー・ローズ、ロベルト・ペタジーニを除けば、助っ人のスカウトは失敗した」と話した。その上、「優勝のために、大々的な戦力補強に乗り出す」と言って、新しい助っ人のスカウトを示唆した。
李承鎏は今週、左手の親指の手術に入る。しばらく身も心も痛い時期を送らざるを得ない。
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