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パーフェクト優勝か、大逆転の始まりか 韓国シリーズ第3戦

パーフェクト優勝か、大逆転の始まりか 韓国シリーズ第3戦

Posted October. 25, 2007 03:19,   

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奇跡は起こるだろうか。斗山(トゥサン)とSKは今回の韓国シリーズで奇跡を夢見る。しかし、置かれている立場は全く違う。斗山は韓国シリーズ25年史上初めて、初ポストシーズン全勝優勝の奇跡を夢見る。韓化(ハンファ)とのプレーオフから5連勝をマークしている斗山は、2連勝ばかり加えると、歴史の主人公になる。

SKも奇跡に挑戦する。「1、2次戦で負けたチームは優勝できない」という統計の壁を崩すことにしたこと。そのような奇跡が出る時にもなった。昨年まで57回行われた日本シリーズでは2連敗を喫した後、逆転優勝を獲得したことが6回あり、巨人は1989年3連敗の後4連勝を収めたこともある。

▲斗山、「パーフェクト優勝を夢見る」〓斗山は攻守でSKを圧倒した。レギュラーシーズン優勝チームのSKに相手戦績(10勝8敗)で唯一リードした「天敵」の面貌を遺憾なく発揮している。斗山は敵地で2連勝を上げて、短期戦で肝心な気勢の争いでもうSKを制したと評価されている。

斗山は24日、3次戦の先発で金明帝(キム・ミョンジェ)を立てる。金明帝は今季、SKを相手に3回登板して1敗(防御率8.64)にとどまった。しかし、彼は17日、韓化とのプレーオフ3次戦では6と3分の2回を投げて無失点と好投し、勢いに乗っている。

しかもブルペンには2次戦で怖さを知らない堂々とした投球を見せた新人の林泰勳(イム・テフン)と「海外派」の李スンハクが構えている。

1次戦は李鍾旭(イ・ジョンウク)が、2次戦は金賢洙(キム・ヒョンス)が変わりばんこに「テーブルセッター」の役割をしたように、これからも2人の中で1人だけうまくやってくれればいい。攻守で解決師として浮上した高永民(コ・ヨンミン)が5割7分1厘といった好打率をキープできるかも関心を集めている。斗山はこれからホーム・ファンのエールまで受けられる。

▲SK「大逆転劇の始まりはこれからだ」〓SKの金星根(キム・ソングン)監督は、2連敗を喫した後も「どうせ4回勝たなければ優勝できない」と言って余裕を見せた。これから2敗する前に4勝をあげればよいということだ。希望もある。シーズン終了後、16日間実践から離れていたSKは2回の試合で負けてはいるものの、感覚を引き上げた。李昊俊(イ・ホジュン)、チョ・ドンファ、チョン・ギョンベは2安打以上を記録した。

しかし、トップ・バッターのチョン・グヌが8打数無安打と振るわず、「決め手」がなかった。金星根監督は「打順の変更を考慮している」と明らかにした。

SKは斗山のダニエル・リオスという山を越えてこそ優勝することができる。4次戦と7次戦の先発が予想されるが、大詰めの勝負先ではいつでも登板できる。SKが攻略方法を見いだせるかが関心事だ。

KBSの李ジョンド解説委員は、「SKは打順の変化を通じて雰囲気の反転を引き出さなければならない」と話した。SBSの朴盧俊(パク・ノジュン)解説委員は、「3次戦が勝負先であり、序盤2点以上出したチームが勝つだろう」と見込んだ。



hic@donga.com