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外国人投資、2年で83億ドル離脱

Posted October. 29, 2007 03:32,   

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韓国に投資した外国企業の撤収で、ここ2年間で約83億ドルの外国人投資資金が離脱したことが確認された。

KOTRAが28日、国会の産業資源委員会に提出した国政監査資料によると、国内に投資した外国人投資額のうち、撤収金額は05年に32億8000万ドル、昨年50億6000万ドルで、2年間の合計は83億4000万ドル(約7兆5885億ウォン)であるという調査結果となった。

01〜04年の年平均外国人資金の撤収金額である11億4000万ドルと比べて、大きく増した金額だ。

KOTRA側は、競争に敗れての事業の撤収や、投資資金回収のための持ち分売却が、撤収金額急増の主要因と分析している。

昨年、韓国カルプが国内事業を売却して15億7000万ドルを回収しており、ウォルマートコリアも同じように8億7000万ドルを回収している。また、ロンスターが外換(ウェファン)銀行の持ち分売却により7億1000万ドルの資金を回収したことが確認された。

KOTRAが7月に撤収した外国投資企業40社を調査した結果、「事業継続より良好な持ち分売却」「製品競争力の喪失」「競争条件の変化」などが主な撤収理由に挙げられている。

しかし、Y社の場合、「韓国は魅力的な投資対象国家にはほど遠く、合理的な労組活動も必要だ」と提案するなど、国内の劣悪な投資環境による撤収事例もあった。また、租税及びインセンティブ関連分野の改善が必要だとの指摘も提起された。

KOTRA関係者は「外国人投資家が国内の事業場を清算し、出資金をすべて回収する事例は少なく、撤収しても韓国人に持ち分売却を行う場合がほとんどなので、国内経済に及ぼす影響は大きくない」としながらも「労務関係など投資環境の持続的な改善が必要だ」と話した。



parky@donga.com