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SKの金広鉉、「楽しむ野球が分かってきた気が」

SKの金広鉉、「楽しむ野球が分かってきた気が」

Posted November. 16, 2007 03:04,   

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プロ生活の始めたころはイマイチだった。5億ウォンの入団契約金をもらって「第2の柳賢振(リュ・ヒョンジン、20、ハンファ)」という期待を集めた金広鉉(キム・グァンヒョン、19、SK)選手。

3勝7敗に防御率3.62というみすぼらしい成績でプロでの初シーズンを終えた。しかし、斗山(トゥサン)との韓国シリーズ第4戦で「びっくり先発」で投入され、立派な好投を披露して再びファンとマスコミの注目を集めた。

口の重いSKの金星根(キム・ソングン)監督は、「久しぶりに超大型投手が登場した」と、口がすっぱくなるまで金広鉉のことを褒め称えた。金広鉉はコナミカップアジアシリーズ予選でも日本のチャンピオンの中日を下す先頭に立った。たった2回の先発登板で今秋韓国プロ野球の最高のスターになった彼と11日、チームの宿舎だった東京ドームホテルで会った。

●非難していた人からも歓呼を受けること

金広鉉のブログには「私を非難していた人から歓呼を受けることだ。不可能、それは何事でもない」と書かれている。先月5月、SKの記者会見の場。彼は昨年、史上最初の新人最優秀選手(MVP)に選ばれた柳賢振選手を指して、「彼よりうまくできる自信がある」と自信を示した。このような彼に返ってきたのは、「生意気」という非難だけだった。

「自信のある姿を見せようとしたんですが、結果が良くなかったんです。インターネットで非難するレスを見て、ずいぶん傷付けられました。その後はレスを見ていないんです。僕のやり方で進むしかないです」

彼に今回のコナミカップは痛かった。中日を相手に先発登板して先発勝を収めたものの、決勝戦ではリリーフ登板して李炳圭(イ・ビョンギュ)にツーランホームランを打たれたからだ。彼は、「僕のため、チームが負けたようで残念でしょうがなかったんです。深く反省しましたね」と言って、悔しがった。

●野球を楽しむ「ほほ笑みの王子」

彼はマウンドでよく微笑む。前はボールが思うままに投げられないと、無意識的に肩を回したりかんしゃくを起こしたりした。

このような彼に金星根監督は、「感情を露にするな」とアドバイスした。高校時代からの習慣だったので直すのが大変だったという彼は、かんしゃくを起こす代わりにほほ笑みを選択した。韓国シリーズ第4戦を終えたダッグアウトに戻ってきた彼は金監督から「お前ももう楽しみ始めたんだな」と言われた。

●インターネットゲーム、友達とのおしゃべり

マウンドに立った時とは全く違って、普段はどこにでもいそうな19歳の少年だ。チームの先輩のチェ・ジョン(20)と一緒にインターネットゲームでストレスを発散するという彼は、ノート型パソコンで両親と通話をしながら、寂しさを自らなぐさめている。

「日本で、時間がある時は新宿や銀座へ行ってお買い物をしました。17歳の双子の弟(妹)と両親へのお土産も買いました」。

休みの日には友達とおしゃべりをするのが趣味だという彼は、「よく笑うので、明るい性格とよく思われるんですが、案外、内向的な面が多い」と照れくさそうに笑った。



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